2019年秋季以来の公式開催となった関東学生卓球リーグ戦、女子1部は中央大が6シーズンぶり(中断期間を除く)26回目の優勝を果たした。最終戦は専修大学と全勝同士の直接対決となった。1対1で迎えた3番、1年生の枝廣愛が大島奈々に勝ち、続くダブルスでも勝利し2勝を挙げて、優勝へ大きく貢献。1年生ながらシングルス7戦全勝、ダブルス4戦全勝と大車輪の活躍を見せた。その裏には、1年生がのびのびプレーできるような、主将の青木千佳を中心としたチームワークの良さがある。最後は笑顔で喜びを分かち合った。
矢島淑雄監督のコメント
「これまで優勝できると言われていて、なかなか最後の1勝が遠くて、やっとそこを抜けることができたかな、と。やはりリーグ戦は4点を取る重み、そして難しさをあらためて感じました。チームがうまくまとまって臨めました。オーダー1つでも、自分が決めるときもあれば選手と相談するときもあり、それがうまくいったと思います。誰が頑張ったとかではなく全員を祝福してあげたいと思います。ベンチ応援も含めて最後まであきらめないで戦うことができました。
優勝を決める専修大学との試合は、専修大学はまとまっていて最後まで向かってくるチームなので、それに負けないように強い気持ちで臨まないといけないと話していて、それが実際にできたことが勝因だし、一番うれしかったです」
2位は専修大。最終戦は惜しくも敗れたが、専修大学らしい最後まであきらめず一丸となって戦う団体戦での強さを見せた。秋リーグでのリベンジに期待したい。
3位は東洋大。混戦の中、チームプレーで3位に入った。
2022年春季関東学生卓球リーグ戦(1部)
令和4年5月11〜15日
所沢市民体育館、代々木第二体育館
【女子1部 順位】
1位 中央大学 7勝0敗
2位 専修大学 6勝1敗
3位 東洋大学 4勝3敗
4位 東京富士大学 3勝4敗
5位 早稲田大学 3勝4敗
6位 日本大学 3勝4敗
7位 筑波大学 2勝5敗
8位 青山学院大学 0勝7敗
※4〜6位の順位は当該校間の直接対決の結果による
【個人賞】
殊勲賞 枝廣愛(中央大学)
敢闘賞 出澤杏佳(専修大学)
優秀選手賞 枝廣愛(中央大学)
優秀選手賞 出澤杏佳(専修大学)
優秀選手賞 泉田朱音(東京富士大学)
最優秀ペアー賞 船場清華・出澤杏佳(専修大学)
最優秀新人賞 枝廣愛(中央大学)
取材=小畑賢二