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開幕直前!宇和島インターハイ 男女シングルスの見どころ

 高校生たちの祭典、全国高校総体卓球競技大会(通称インターハイ)が72988日に宇和島市総合体育館(愛媛)で開催される。今回のインターハイは、新型コロナウイルスへの感染対策を踏まえ、男女別日程で開催。そのため、11日間という長期にわたり、高校日本一をかけた熱戦が繰り広げられることになる。
 試合開始に先駆けて、ここでは男女シングルスの見どころを紹介しよう。
※写真は男子シングルス優勝候補の吉山僚一(愛工大名電)

男女学校対抗の見どころはこちら

昨年ベスト8の飯村(野田学園)は表彰台を目指す

昨年3位の高橋(実践学園)。鋭い両ハンドが火を噴くか

愛工大名電のキャプテン・鈴木も最後の夏にかける


【男子シングルスの展望】
優勝争いは愛工大名電、野田学園勢がリード。軸は全日本ジュニア王者の吉山

男子シングルスの組み合わせはこちら

 男子シングルスの優勝争いも、男子学校対抗同様、愛工大名電と野田学園の選手たちが中心になるだろう。
 その中でも、全日本ジュニア王者で第1シードの吉山僚一(愛工大名電)が本命だ。昨年は決勝で力尽きた吉山だが、最後の夏に向けて期するものがあるに違いない。
 そのほか、愛工大名電からは鈴木颯、萩原啓至、坂井雄飛、中村煌和、野田学園では徳田幹太、三木隼、飯村悠太、芝拓人らが上位進出を狙う。

 昨年3で今大会第2シードの高橋航太郎(実践学園)も強い。思い切りのいい両ハンドが火を噴けば、昨年越えの可能性も十分ある。
 梅村友樹、斉藤秀太(ともに明徳義塾)、道廣晴貴(希望が丘)、木塚陽斗(明豊)ら強豪校の選手たちも上位進出の有力候補だ。

 高知県予選で明徳義塾勢を連破し、1位通過した濵田尚人(高知小津)も注目の選手。持ち味である前陣での速いプレーが決まれば、優勝戦線をにぎわすだろう。
 シングルスのみの出場となったペンホルダーの前出陸杜(高田)も上位に勝ち上がって存在感を発揮したい。
 ルーキーにして北信越王者の薛大斗(遊学館)も、プレーのリズムがほかとは一線を画すスタイルなので、自分の力をしっかり発揮できれば面白い存在だ。
 愛工大名電勢を連破し、東海チャンピオンに輝いた溜大河(静岡学園)も急速に力をつけているだけに、一気に上位進出もあり得るだろう。



横井(四天王寺)は2年連続三冠王の偉業なるか

昨年は決勝で逆転負けを喫した大藤(四天王寺)。雪辱に燃えているだろう

横井、大藤がいる大阪大会を制した赤江(リベルテ)。頂点を十分狙える強打が持ち味


【女子シングルスの展望】
横井、大藤が優勝戦線をリード。横井は女子史上初の2年連続三冠王なるか 

女子シングルスの組み合わせはこちら

 女子シングルスの優勝争いも、やはり四天王寺勢が中心になる。中でも注目は、横井咲桜が2年連続三冠王を達成するかどうかだろう。達成すれば女子では史上初の快挙だけに、本人も狙っているはずだ。
 横井の最大のライバルが、同じ四天王寺の大藤沙月だ。昨年、優勝候補の筆頭に挙げられていた大藤だったが、決勝で横井にゲームオールジュースで敗れた。敗戦後にベンチで流した涙が印象に残っているが、その涙をぬぐうべく、今大会はなんとしても優勝を狙ってくるだろう。

 横井、大藤に続く選手としては、赤江夏星(リベルテ)に注目だ。赤江は、横井、大藤ら強豪ひしめく大阪大会の決勝リーグで横井を倒して1位に輝いており、優勝戦線に割って入る可能性は十二分にある。持ち前の強打がさく裂すれば、一気に頂点も見えてくるだろう。

 昨年ベスト8の白山亜美、青井さくら(ともに明徳義塾)も昨年以上の成績を目指して、気合いを入れてトーナメントに臨むはずだ。
 小林りんご、野村光(ともに桜丘)、東川陽菜、工藤真桜(ともに進徳女子)、直江杏、山﨑唯愛(ともに明誠)ら強豪校の選手たちも上位進出の可能性は十分にある。

 東海チャンピオンの今枝愛美(愛み大瑞穂)は女子学校対抗の出場を逃しているだけに、シングルスにかける思いは強いだろう。
 同じく、女子学校対抗の出場を逃した就実(岡山)のエース・吉井亜紀もシングルスにかける思いは強いはず。今枝と吉井の両者は、順当に勝ち上がればランキング決定戦(ベスト16決定戦)で対戦するため、注目の一戦になりそうだ。
 1年生で関東女王の岩木仁香(横浜隼人)は順当に勝ち上がれば、ラン決で白山と対戦。実力者の白山に対し、ルーキーがどんな戦いを挑むのか注目したい。

卓レポツイッターでは愛媛インターハイの熱戦の模様を速報予定です。ぜひご覧ください!

(まとめ=卓球レポート)



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