第56回世界卓球選手権団体戦が、中国の成都で9月30〜10月9日にかけて開催される。2020年に開催が予定されていた釜山大会がコロナ禍の影響で、3度の延期の末、中止となったため、世界卓球の団体戦は2018年のハルムスタッド大会以来、4年ぶりの開催となる。
競技6日目の10月6日は、男子団体決勝トーナメント1回戦8試合中の残り4試合が行われ、中国、スウェーデン、ポルトガル、ドイツがベスト8に勝ち進んだ。
中国とスウェーデンが準決勝で激突
▼男子団体決勝トーナメント1回戦
中国 3-0 インド
○樊振東 2,9,5 デサイ
○馬龍 12,5,0 グナナセカラン
○王楚欽 4,5,6 シャー
スウェーデン 3-0 ベルギー
○モーレゴード 9,-9,-8,3,6 アレグロ
○ファルク -12,9,13,8 ニュイティンク
○ケルベリ 6,9,7 ラッセンフォス
ポルトガル 3-0 スロベニア
○フレイタス 8,6,-9,7 コズル
○ジェラウド 6,-11,-4,9,8 ヨルジッチ
○モンテイロ 9,10,3 フリバール
ドイツ 3-0 クロアチア
○ドゥダ 9,3,14 ガシナ
○ダン・チウ 5,7,4 ジェリコ
○シュトゥンパー -3,12,4,4 プッツァー
10月6日は、男子決勝トーナメント1回戦8試合中、残りの4試合が行われた。
中国はドイツに、スウェーデンはベルギーにともにストレートで勝ってベスト8進出を決めた。
中国とスウェーデンは準々決勝でメダルをかけて激突する。中国優位は揺るぎそうにないが、今大会で中国を慌てさせる筆頭ともいえるスウェーデンがどんな戦いを挑むのか注目だ。
ポルトガルは、2番でジェラルドがヨルジッチを下した殊勲がものをいい、スロベニアにストレート勝ち。準々決勝ではメダルをかけて日本と対戦する。層が厚い上にチーム状態も良いため、日本にとっては手強い相手だ。
ドイツがクロアチアにストレート勝利でベスト8入り。ダン・チウ、ドゥダの調子は上向きで、3番手の19歳・シュトゥンパーも好調をキープしている。メダルをかけた準々決勝では、グループリーグでも対戦したフランスと対戦する。グループリーグではドイツが勝っているが、ルブラン兄弟率いるフランスも調子を上げてきている。熱い戦いになりそうだ。
（まとめ＝卓球レポート）
