全日本卓球選手権大会(カデットの部)が、2022年10月28日(金)~30日(日)まで、奈良県のロートアリーナ奈良(奈良市中央体育館)で開催。
大会初日は男女ダブルス1回戦〜決勝が行われ、女子ダブルスは、第1シードの張本美和/小塩悠菜(木下アカデミー/星槎中)が初優勝を飾った。
【女子ダブルス優勝】 張本美和/小塩悠菜(木下アカデミー/星槎中)
▼女子ダブルス準決勝
張本美和/小塩悠菜(木下アカデミー/星槎中) 5,10,7 植田杏/新谷莉央(ミキハウスJSC)
高橋美羽/藤本和花(木下アカデミー) 7,7,7 大野紗蘭/石田心美(石田卓球N⁺)
▼女子ダブルス決勝
張本美和/小塩悠菜(木下アカデミー/星槎中) 1,7,5 高橋美羽/藤本和花(木下アカデミー)
女子ダブルスの決勝は、2018年のタイトルホルダー張本と2019年のタイトルホルダー小塩の2人のカデットダブルスチャンピオン張本/小塩の変則ペアが昨年に続き決勝進出。昨年は惜しくも優勝を逃したが、決勝2年目の今年は実力者同士のペアらしい安定感のあるプレーで、フォア面に表ソフトラバーを貼るペンホルダーの小塩と右シェークドライブ型の張本という変則ペアの連係がかみ合い、準決勝、決勝とストレート勝ちで優勝を決めた。
●張本美和選手のコメント
私は2度目の優勝だったので、うれしいです。
練習はまったくしていません。今日の朝だけです。(プレーについては)自分が攻めて点を取ることを意識して、悠菜にはチャンスをつくっていただくという形がすごく良かったと思います。
もちろん決勝は苦しい状況も想定しながら挑みましたが、変わらず自分たちのプレーができたのですごくよかったです。
(小塩選手は)表ソフトラバーを使っているので、そのボールによって相手がやりづらかったり、決まるボールもあって、サービスもいろいろな種類の回転があるので、そこがすごいと思います。
●小塩悠菜選手のコメント
優勝できてとてもうれしかったです。
張本選手が本当に強いので自分は入れていただけでよかったです。決勝でもしっかり自分の役割が果たせたんじゃないかと思います。
(張本選手は)バックハンドドライブで鋭いボールが出せるのが特長だと思います。
【女子ダブルス2位】高橋美羽/藤本和花(木下アカデミー)
【女子ダブルス3位】植田杏/新谷莉央(ミキハウスJSC)
【女子ダブルス3位】大野紗蘭/石田心美(石田卓球N⁺)
詳しい記録はこちらから
日本卓球協会大会ページ:https://jtta.or.jp/tour/5776
(取材=佐藤孝弘)