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2022年全日本卓球選手権大会(カデットの部) 13歳以下女子シングルスは佐藤希未が優勝

 全日本卓球選手権大会(カデットの部)が、2022年10月28日(金)~30日(日)まで、奈良県のロートアリーナ奈良(奈良市中央体育館)で開催。
 大会最終日はシングルス各種目の5回戦〜決勝が行われ、13歳以下女子シングルスは佐藤希未(貝塚第二中)が初優勝を飾った。

【13歳以下女子シングルス優勝】佐藤希未(貝塚第二中)

威力のある前陣両ハンドドライブで成長を見せた

佐藤はカブ以来3年ぶりの全国タイトル

▼13歳以下女子シングルス準々決勝
佐藤希未(貝塚第二中) -5,3,1,6 高橋青葉(TIT)
新谷莉央(ミキハウスJSC) 9,11,5 伊藤友杏(羽佳卓球倶楽部)
渡邉ひかり(La. VIES) -7,10,-7,15,9 岩見百恵(徳増卓球クラブ)
井上真夕(ミキハウスJSC) 3,4,8 伊藤心咲(卓桜会)

▼13歳以下女子シングルス準決勝
佐藤希未(貝塚第二中) 7,11,-9,6 新谷莉央(ミキハウスJSC)
井上真夕(ミキハウスJSC) 8,9,7 渡邉ひかり(La. VIES)

▼13歳以下女子シングルス決勝
佐藤希未(貝塚第二中) 15,-5,8,-9,9 井上真夕(ミキハウスJSC)

 13歳以下女子シングルスの決勝は、カブの部で優勝経験のある佐藤とホープスの部で優勝している井上との対戦となった。
 長身でリーチのある佐藤は、バック面に裏ソフトラバーを貼る異質攻守型の井上に対して、変化の少ないフォア側にボールを集めて、得意の両ハンドドライブで攻めた。一方の井上は、チャンスメークからの決定打という展開に持ち込めないながらも、フォアのブロックなどで厳しいコース取りを見せて、佐藤の攻め手を封じる場面も見られた。最終ゲームは佐藤がリードし、井上が追い上げる展開となったが、積極的に攻めきった佐藤が逃げ切る形でタイトルを手に入れた。

●佐藤希未選手のコメント
 いつもなかなか優勝できていなくて、優勝できたのでとってもうれしいです。
 決勝は緊張しましたけが、向かっていく強気な気持ちで頑張りました。 中学生になってから、井上選手とは1回も対戦していませんが、 色々対策とかしたりしてうまく対応できたと思います。
 いつもはあまり試合でバックドライブとかしないんですけど、たくさん練習してきたので、それを試合で出せたことがよかったです。今回は全部ではないけど、いつもよりは入っていたので、たくさん練習したかいがあったと思います。

【13歳以下女子シングルス2位】井上真夕(ミキハウスJSC)

安定した攻守を見せたが決勝ではやや積極性に欠けた

【13歳以下女子シングルス3位】新谷莉央(ミキハウスJSC)

サービスからの展開がよかった新谷

【13歳以下女子シングルス3位】渡邉ひかり(La. VIES)

ホープス3位の渡邉がカデットでも表彰台に

詳しい記録はこちらから
日本卓球協会大会ページ:https://jtta.or.jp/tour/5776

(取材=佐藤孝弘)

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