5月20〜28日までダーバン(南アフリカ)の国際展示場ICCダーバンで世界卓球2023ダーバンが開催される。
大会8日目の5月27日は、男女シングルス準決勝、男女ダブルス決勝が行われた。
男子ダブルスは、第1シードの樊振東/王楚欽(中国)が張禹珍/林鐘勳(韓国)を破り初優勝を決めた。
▼男子ダブルス決勝
樊振東/王楚欽(中国) 11,6,5 張禹珍/林鐘勳(韓国)
世界卓球2021ヒューストンでは、準々決勝でK.カールソン/ファルク(スウェーデン)に敗れ、メダル獲得にも届かず悔しい思いをした樊振東/王楚欽が、大本命との期待に応えて、前回も決勝に進出した実力ペアの張禹珍/林鐘勳をストレートで破り、初優勝を決めた。
第1ゲームは中盤までアグレッシブなプレーの韓国ペアがリードするが、後半、質の高いサービス・レシーブからの展開でジュースをものにして中国ペアが逆転。第2ゲームは中国ペアの的確なミドル攻撃、王楚欽の鋭いチキータレシーブなどで得点を重ねた中国ペアが取って王手。
第3ゲームもリードを広げる中国ペアに対して、韓国ペアは焦りからミスも出て後がない状態に。最後は王楚欽のサービスを張禹珍がストレートにチキータしたボールを樊振東が狙い澄ましたカウンターでエースを決め、樊振東/王楚欽が初優勝を決めた。
樊振東は世界卓球2017デュッセルドルフ(許昕とペア)以来、2度目の優勝。王楚欽は世界卓球2019ブダペスト(馬龍とペア)以来、2度目の優勝。王楚欽は今大会、混合ダブルスに次いでの二冠となった。三冠がかかる男子シングルス決勝で、パートナーの樊振東と雌雄を決する。
(まとめ=卓球レポート)