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2023年度後期日本卓球リーグ愛媛大会 ~女子1部は、中国電力ライシスが全勝優勝~

 
 ケアリッツ・アンド・パートナーズ2023年後期日本卓球リーグ愛媛大会が、11月8〜12日まで、愛媛県の愛媛県総合運動公園体育館で開催。
 大会最終日は女子1部の第6戦、第7戦(最終戦)が行われ、中国電力ライシスが7戦全勝で優勝を果たした

【優勝 中国電力ライシス】

2021年後期以来の優勝に応援団も歓喜!

単複で活躍した成本(左)/井。成本はMVPを獲得

気迫のプレーでチームを盛り上げた中森

デンソー戦ラストでファイター・枝廣が優勝を決めた!

二年越しの優勝に感涙の輪

 
 女子1部は、第6戦を終えた時点で2位のデンソーがレゾナックに敗れて2敗となったため、全勝を保っていた中国電力ライシスが最終戦を待たずに2021年後期以来となる優勝を決めた。
 チームの充実ぶりが表れていたのが、最終戦となったデンソーとの一戦。このところ王座を明け渡してきたデンソーに対し、1番、2番を競り負けて全勝優勝が危うくなったが、3番で成本綾海/井絢乃が踏みとどまると、4番で成本が菅澤柚花里、ラストで枝廣瞳が小畑美月にそれぞれ気迫みなぎるプレーで競り勝ち、全勝を守った。
 大会前、伊藤春美監督と和田圭輔コーチは「人任せではなく、自分で取りにいく覚悟を持て」と選手たちに大喝を浴びせたという。その愛のムチが功を奏したのか、今大会の中国電力ライシスの選手たちの気迫や集中力は目を見張るものがあり、それが一つの大きなかたまりとなって全勝街道を爆走した。

●中国電力ライシス・伊藤春美監督のコメント
「率直にうれしいですね。2年間長かったです。負けた選手、勝った選手いますけど、和田コーチがしっかり良いメニューを組んでくれましたし、選手もしっかり準備してそれが結果に出たと思っています。1つ取りこぼしたら分からないような展開だったので、1つ1つ確実に勝っていこうという気持ちで全員で臨みました。
 実は、大会に入る前に私と和田コーチで選手たちに大変厳しい言葉で喝を入れました。選手たちの中に『誰か勝ってくれるだろう』というふしがあったので、そうじゃなくて自分が取りにいくんだと。成本におんぶにだっこしているようなところがあったので、成本の肩の荷を分散するイメージで自分で取りにいく覚悟を持とうと。それを受けて選手たちが練習にしっかり取り組んでくれて、この結果につながったのではないでしょうか。
 次の目標はファイナル4優勝。それしかないです」


【2位 デンソー】

団体タイトル連覇はいったんストップ

日本リーグのシングルスでいまだ負けなしの赤江

野村は中国電力ライシス戦トップで井に勝利


【3位 サンリツ】

充実した戦力で2022年後期以来の優勝を目指したが届かず

社会人優勝の三村は1勝2敗と勝ち星を伸ばせず

 
 2位はデンソー。前期日本リーグ全日本実業団全日本団体と、今年のチーム戦タイトルを総なめにしていたデンソーだったが、初戦のホームマッチで神戸松蔭女子学院大学に敗れると、第6戦でレゾナックに競り負けて2敗目を喫し、優勝の芽がなくなってしまった。
 団体タイトル連覇記録は途切れたが、エースの赤江夏星がいまだ無敗を続け、脇を固める布陣も充実しているデンソーは今後も優勝戦線に絡んでくるだろう。

 3位はサンリツ。社会人優勝の三村優果を筆頭に、バラエティに富んだオーダーで2022年後期以来の優勝を目指したが、中国電力ライシス、デンソー、エクセディに敗れ、優勝には届かず。

【女子1部の最終順位】
1位:中国電力ライシス(7勝0敗)
2位:デンソー(5勝2敗)
3位:サンリツ(4勝3敗)
4位:十六フィナンシャルグループ(4勝3敗)
5位:レゾナック(3勝4敗)
6位:神戸松蔭女子学院大学(2勝5敗)
7位:愛媛銀行(2勝5敗)
8位:エクセディ(2勝5敗)

 なお、前期・後期リーグの成績を受けて、12月9〜10日にかけて岐阜県の岐阜メモリアルセンターで開催される日本卓球リーグプレーオフ JTTLファイナル4に進出するのは以下の4チームとなった。

総合1位:中国電力ライシス
総合2位:デンソー
総合3位:サンリツ
総合4位:レゾナック

詳しい記録はこちらから
日本卓球リーグ実業団連盟外部サイト(Labo live)https://www.jttl.gr.jp/games/jttl-2023-second/match

(取材=卓球レポート)



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