いよいよ2024年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)が1月22日より東京体育館で開幕する。
伝統と権威ある全日本卓球選手権大会(以下、全日本)は日本の卓球選手ならば誰もが目標にする大会であり、その中でもジュニアの部は、将来の日本代表への試金石となるトーナメントだ。
開幕に先駆けて、ジュニア男子の注目選手と見どころを紹介しよう。
※ジュニア男子の組み合わせはこちら(日本卓球協会特設サイト内)
悲願の初優勝を目指す松島が大本命
期待の中高生がどこまで松島に食らいつくか
ジュニア男子の大本命は、第1シードの松島輝空(木下アカデミー)だ。全日本の直前に行われたWTT スターコンテンダー ドーハでは張本智和(智和企画)に競り勝ち、林昀儒(中華台北)にもゲームオールまで迫るなど、その力はすでに世界のトップ級と肩を並べつつある。この種目で過去3度の2位という悔しい経験に加え、男子シングルスでも優勝争いに絡む力を持つ松島にとって、今大会のジュニア男子は優勝しか見えていないだろう。
頭一つ抜けた力を持つ松島が圧倒的な優勝候補だが、それを脅かす選手として、まず第2シードの坂井雄飛(愛工大名電高)を挙げたい。前回3位、インターハイも3位と安定した成績を収めている坂井だが、今大会では準決勝の壁を越えたい。
インターハイベスト8の小野泰和(出雲北陵中・高)と北村悠貴(白子高)、昨年のジュニア男子3位でWTTのユースやTリーグでも活躍する吉山和希(岡山リベッツ)らも上位の有力候補だ。
全中優勝の渡部民人(星槎中)、全中2位の佐々木雄大(愛工大名電中)、同3位の岩井田駿斗(野田学園中)、栁本進太郎(明徳義塾中・高)ら全中表彰台組に加え、岡本翼(木下アカデミー)、川上流星(新発田ジュニア)、立川凛(愛工大名電中)ら全日本カデット優勝組の中学生たちにも期待がかかる。
そのほか、ホープス優勝の大野颯真(木下アカデミー)、同2位の柴田洸(木下アカデミー)ら小学生がどこまで勝ち上がるのかにも注目だ。
(まとめ=卓球レポート)