第58回世界卓球選手権団体戦が、韓国の釜山で2月16〜25日にかけて開催される。
大会初日の2月16日(金)は、各グループリーグがスタート。初日の男子団体の模様を抜粋して紹介する。
※写真は林鐘勳(韓国)
【男子グループ3】
韓国 3-1 ポーランド
○張禹珍 3-2 キュービック
○林鐘勳 3-1 レジムスキー
安宰賢 1-3 ディヤス○
○張禹珍 3-0 レジムスキー
林鐘勳 - キュービック
地元の韓国は、今大会のオープニングマッチで強打者がそろうポーランドと対戦。トップでエースの張禹珍がキュービックの思い切ったストレート攻撃に押され、0対2とされるも、ここから粘り強く動いて逆転勝利で流れをつくると、林鐘勳も成長著しいレジムスキーを退け、王手をかける。3番の安宰賢はディヤスの強烈なバックハンドを浴びて敗れるが、4番で張禹珍がしっかり締め、白星スタートを切った。
【男子グループ4】
フランス 3-1 デンマーク
○F.ルブラン 3-2 グロート
ゴズィー 2-3 リンド○
○A.ルブラン 3-0 ラスムッセン
○F.ルブラン 3-0 リンド
ゴズィー - グロート
今大会注目チームの1つ、フランスの初戦は、世界卓球2023ダーバン男子シングルスでベスト8に入ったリンドを擁するデンマーク。ゴズィーがリンドに競り負けるも、F.ルブランとA.ルブランのルブラン兄弟が破壊力のある攻撃で3点を叩き出し、難敵を退けた。
日本男子は、17時からナイジェリアとの対戦が予定されていたが、ナイジェリアのエース・アルナの体調不良と選手の到着が遅れたことが重なってメンバーがそろわず、ナイジェリアが棄権。 これにより、日本男子が不戦勝になった。
初戦に照準を合わせて気持ちを高めてきたであろう選手たちにとっては、出足を鈍らされた感があると思うが、体力を温存できたと前向きに捉えて明日からの試合に臨んでほしい。
【男子グループ2】
ドイツ 3-0 アメリカ
○フランチスカ 3-0 リャン
○ダン・チウ 3-0 クマル
○オフチャロフ 3-0 ナレシュ
前回2位のドイツは、初戦でアメリカと対戦。フランチスカ、ダン・チウ、オフチャロフの強力布陣でアメリカに1ゲームも渡さない完封勝利で好スタートを切った。厚みが増した布陣で前回越えを狙う。
【男子グループ1】
中国 3-0 ベルギー
○樊振東 3-0 ニュイティンク
○王楚欽 3-0 ラッセンフォス
○馬龍 3-1 アレグロ
中国男子が20時からの試合に登場。10時からのオープニングマッチで中国女子がインドにあわやというところまで追い込まれたが、それで気が引き締まったのか、出場した樊振東、王楚欽、馬龍がそれぞれ集中したプレーでベルギーをストレートで下し、11連覇の偉業に向けて上々のスタートを切った。
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WTT:https://worldtabletennis.com/teamseventInfo?eventId=2751
(まとめ=卓球レポート)