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インカレ2024 ~男子は愛知工業大が2連覇達成!~

 大学のチーム日本一を決める第93回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部/通称インカレ)が、7月4~7日まで、大浜だいしんアリーナ(大阪府堺市)で開催。
 大会最終日は、第2ステージとなる決勝トーナメントの準決勝と決勝が行われた。
 男子は愛知工業大が2年連続10回目の栄冠を手にした。


▼男子優勝 愛知工業大(2年連続10回目)

愛知工業大のルーキー萩原は単複に出場して大車輪の活躍を見せた

2年生の鈴木は要所でパワフルなフォアハンドを決めて優勝に貢献

3年生の谷垣は苦戦する場面もあったが、決勝ではラストで執念のプレーで連覇を決めた

愛工大恒例行事!? 4年生横谷の胴上げで締めくくった



 男子決勝は2連覇を狙う愛知工業大と1979年以来の優勝を目指す日本大が対戦した。
 1番、愛知工業大は1年生の萩原を起用。一方の日本大は全日本ダブルスチャンピオンの伊藤。試合はチキータからのフォアハンドで攻める萩原と、タイミングの早いバックハンドで揺さぶる伊藤が互角の展開でゲームオールに。最終ゲームも7オールともつれるが、萩原がファイトあふれるプレーで引き離し、貴重な先取点を挙げた。
 2番、愛知工業大は世界卓球2022代表の横谷、日本大は2023アジア選手権大会代表の吉山という、日本代表経験を持つ実力者の対戦。試合は立ち上がりから吉山がテンポの速いバックハンドで横谷のパワーを封じ、吉山が3対1で快勝して星を五分に戻した。
 3番ダブルスは谷垣/萩原vs小林/吉山の対戦。日本大は全日本で優勝した小林/伊藤を解消し、小林/吉山を投入。この起用が功を奏して小林/吉山が広角な強打で谷垣/萩原を押し込んで3対1で勝利を収め、45年ぶりの栄冠に王手をかけた。
 4番、後がなくなった愛知工業大は2年前のインターハイ三冠王・鈴木を送り込む。ここで決めたい日本大は台湾からの留学生・王晨又が登場。追い込まれた状況でも力を発揮できるのが大舞台で強い鈴木の持ち味。立ち上がりから王のバック連打を柔らかくあしらい、隙を見てドスンとフォアハンドで仕留める。一気に3ゲームを連取して完封勝ちを収め、連覇の襷を先輩につないだ
 いよいよ最後の5番、愛知工業大は3年前のインターハイ三冠王・谷垣に託す。一方の日本大学は4年生の小林に預けた。試合は立ち上がりから緊張の展開で両者とも流れがつかめずジュースとなるが、谷垣が丁寧に戦って先行する。第2ゲームは小林が持ち前の切れ味鋭い両ハンドを決めてゲームカウントを1対1に戻した。しかし第3ゲームに入ると谷垣がしつこい攻守で小林のミスを誘い、連覇に王手をかけた。このまま谷垣が小林の強打を防いで3対1で押し切って、愛知工業大が大逆転で2連覇を決めた。

▼男子決勝 愛知工業大 3-2 日本大
○萩原 3(7,-8,10,-11,8)2 伊藤
 横谷 1(-6,-7,8,-6)3 吉山○
 谷垣/萩原 1(-9,-7,8,-10)3 小林/吉山○
○鈴木 3(7,5,7)0 王
○谷垣 3(11,-5,6,8)1 小林


▼男子2位 日本大

吉山はエース級の活躍でチームを引っ張った

4年生の小林は単複で活躍したが、最後は力及ばず・・・

45年ぶりの優勝は逃したが、今大会を大いに盛り上げた

 2位の日本大学は全日本ダブルスチャンピオンの小林と伊藤、全日本のシングルスでベスト8の経験を持つ吉山という粒ぞろいのメンバーで快進撃。決勝も優勝ペースかと思われたが、あと1点が遠かった。


▼男子3位 中央大

パワフルプレーの青山が準決勝で愛知工業大から一矢報いる

中央大は3年連続表彰台を確保

▼男子準決勝 愛知工業大 3-1 中央大
○鈴木 3-1 谷本
 谷垣 2-3 青山○
○谷垣/萩原 3-2 小松/米倉
○萩原 3-1 小松
 横谷 - 道廣


▼男子4位 専修大

準決勝のトップに登場した溜は、吉山に肉薄したが・・・

専修大は前回2位の明治大を下し、関東リーグ王者の力を見せた

▼男子準決勝 日本大 3-0 専修大
○吉山 3-2 溜
○伊藤 3-0 木塚
○小林/吉山 3-0 野田/木塚
 小林 - 野田
 王 - 星


詳しい記録はこちらから
関西学生卓球連盟:http://www.kansai-sttf.net

(取材=兼吉秀洋)



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