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インカレ2024 ~女子は筑波大が初優勝!~

 大学のチーム日本一を決める第93回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部/通称インカレ)が、7月4~7日まで、大浜だいしんアリーナ(大阪府堺市)で開催。
 大会最終日は、第2ステージとなる決勝トーナメントの準決勝と決勝が行われた。
 女子は筑波大が悲願の初優勝を遂げた。

▼女子優勝 筑波大(初優勝)

筑波大の4年生・中田が昨年の学生王者・出澤を下して流れをつかんだ

2年生の主将・青井が切れ味鋭い強打で勝利を引き寄せた

今大会、後半に控えるルーキー牧野が初優勝を決めた

 女子決勝は初優勝を目指す筑波大と2015年以来の優勝を狙う専修大が対戦した。
 ここまでミラクルな戦いで快進撃を続ける筑波大がこの決勝でもみせた。1番の4年生対決で筑波大の中田が学生王者の専修大・出澤を押し込む。中田は出澤の変化プレーに食らいつき、大きい展開に持ち込んで3対1で大金星。筑波大が大きく流れを引き寄せた。
 2番は筑波大の青井が切れ味鋭い両ハンド攻撃で、専修大の1年生・村松を圧倒して完封勝利を収め、一気に初優勝に王手をかけた。
 ダブルス、筑波大の青井/牧野に対し、このまま敗れるわけにはいかない専修大は出澤/首藤が左右のコンビネーションで攻勢をかけて2ゲームを連取。青井/牧野は速攻で巻き返そうとするが、出澤/首藤が要所で好プレーをみせて完封勝利し、なんとか1点を盛り返した。
 4番、筑波大は今大会大活躍のルーキー牧野が登場。専修大は3年生の陳ケ尾を起用した。試合は立ち上がりから牧野がバックサイドから打点が高い強打を連発して一気に2ゲームを連取して勝利をつかみにかかる。3ゲーム目は陳ケ尾が粘りを見せてジュースにもつれるが、ここでも牧野が強いメンタルで揺るがずストレート勝ちを収め、筑波大が男女を通じて初の大学日本一の座を手にした。

▼女子決勝 筑波大 3-2 専修大
○中田 3(6,-6,6,9)1 出澤
○青井 3(4,6,9)0 村松
 青井/牧野 0(-6,-6,-10)3 出澤/首藤○
○牧野 3(4,5,10)0 陳ケ尾
 上澤 - 首藤


▼女子2位 専修大

学生王者の専修大・出澤は快進撃を支えた

1年生の首藤と4年生の出澤の左右コンビで一矢報いた

2015年以来の優勝はならなかったが、健闘が光った

 2位の専修大学は全日本学生王者の出澤が単複で大車輪の活躍。1年生の首藤と村松が脇を固めて表彰台をゲットした。


▼女子3位 同志社大

準決勝の筑波大戦、本井が見事な攻撃で先取点を挙げたが・・・

今大会、関西勢で唯一の表彰台で面目を保った

▼女子準決勝 筑波大 3-1 同志社大
 上澤 1-3 本井○
○青井 3-0 原田
○青井/牧野 3-0 本井/吉井
○牧野 3-0 吉井
 中田 - 竹村


▼女子4位 中央大

中央大のエース枝廣は準決勝で専修大・出澤にマッチポイントを握ったが・・・

中央大は2年連続表彰台を確保

▼女子準決勝 専修大 3-0 中央大
○出澤 3-2 枝廣
○村松 3-2 武山
○出澤/首藤 3-0 吉岡/川畑
 立川 - 高橋
 首藤 - 川北


詳しい記録はこちらから
関西学生卓球連盟:http://www.kansai-sttf.net

(取材=兼吉秀洋)



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