高校生たちの祭典、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の卓球競技が8月3~8日に長崎県大村市の大村市体育文化センター(シーハットおおむら)で開催される。
大会初日の8月3日は、競技に先駆けて開会式が行われた。
※写真は選手宣誓を行う寺井悠大選手(右)と野田有那選手(ともに鎮西学院)
「ありがとうを強さに変えて 北部九州総体2024」全国高等学校総合体育大会卓球競技が長崎県大村市のシーハットおおむら(大村市体育文化センター)で開会式を迎えた。
競技運営委員長の宗片信一氏が開会を宣言した後、国歌斉唱、優勝旗の返還と続き、高体連卓球専門部長の後藤泰之氏が挨拶。続いて、園田裕史大村市長が「大村市は世界初の海上空港を建設するなど、先駆的な町。この地でぜひみなさんの力で新たな歴史の1ページを刻んでほしい」と開催地を代表して歓迎の言葉を述べた。また、長崎県高校生活活動推進委員会の長崎県立大村の德重梨音さんは「今までの練習の成果を生かして最高の舞台にしてください。私たち推進委員会が全力でサポートします」と支援を力強く宣言した。
選手宣誓では、鎮西学院の寺井悠大選手と野田有那選手が「夏の夜空に舞う大きな花火のように華々しく輝き、これまで支えてくださった方々へ恩返しができるよう正々堂々全力で戦うことを誓います!」と力強く熱闘を誓った。
開会式終了後には連続出場と通算出場の表彰が行われ、男子学校対抗では岩手県の専大北上(通算30回出場)、富山県の高岡龍谷(通算20回出場)、岐阜県の富田(通算20回出場)、女子学校対抗では宮崎県の日南学園(連続30回出場)、和歌山県の粉河(連続10回出場)、大分県の明豊(連続10回出場)、福井県の福井商業(通算40回出場)、奈良県の奈良女子(通算40回出場)、島根県の明誠(通算30回出場)がそれぞれ特別表彰を受けた。
熱戦の会場となるシーハットおおむらは1998年竣工の体育施設で、2003年にもインターハイの卓球競技が行われている。その時は、のちにインターハイ男子シングルスで日本人選手初となる三連覇を果たすことになる岸川聖也(当時:仙台育英高)が1年生で初優勝を果たした大会として記憶に残る。
21年ぶりに真夏の祭典を迎えるシーハットおおむらでは、どんなドラマが高校卓球史に刻まれるのか。
いよいよ明日8月4日の9時より行われる女子学校対抗1回戦から、熱戦がスタートする。
卓レポXでは長崎インターハイの熱戦の模様を速報予定です。ぜひご覧ください!
(取材=卓球レポート)