JOCジュニアオリンピックカップ2024年全日本卓球選手権大会(カデットの部)が、2024年11月1日(金)~3日(日)まで、長崎県の長崎県立総合体育館で開催。
大会最終日はシングルス各種目の5回戦〜決勝が行われ、14歳以下男子シングルスは平塚健友(遊学館ジュニア)が初優勝を飾った。
【14歳以下男子シングルス優勝】平塚健友(遊学館ジュニア)
▼14歳以下男子シングルス5回戦
立川凜(愛工大名電中) 3ー0 倉嶋康介(木下アカデミー)
中谷柊斗(浜松修学舎中) 3ー2 戸田文殊(M-two)
岡田蒼空(OKATAKU) 3ー1 兒玉知己(OTTC)
松山侑聖(野田学園中) 3ー0 武田篤樹(文星芸大附中)
浅里巧真(愛工大名電中) 3ー0 𠮷田侑生(石田卓球クラブ)
平塚健友(遊学館ジュニア) 3ー1 中野聖那(あすなろ)
伊藤虎大朗(遊学館ジュニア) 3ー1 北島涼太郎(安田学園中)
栁本進太郎(明徳義塾中) 3ー0 髙森健太(愛工大名電中)
▼14歳以下男子シングルス準々決勝
立川凜(愛工大名電中) 3(5,2,6)0 中谷柊斗(浜松修学舎中)
岡田蒼空(OKATAKU) 3(6,8,9)0 松山侑聖(野田学園中)
平塚健友(遊学館ジュニア) 3(-9,6,5,7)1 浅里巧真(愛工大名電中)
栁本進太郎(明徳義塾中) 3(9,7,10)0 伊藤虎大朗(遊学館ジュニア)
▼14歳以下男子シングルス準決勝
立川凜(愛工大名電中) 3(11,9,-6,-6,9)2 岡田蒼空(OKATAKU)
平塚健友(遊学館ジュニア) 3(-9,6,7,-8,10)2 栁本進太郎(明徳義塾中)
▼14歳以下男子シングルス決勝
平塚健友(遊学館ジュニア) 3(6,-9,-8,10,0)2 立川凜(愛工大名電中)
14歳以下男子シングルスには昨年13歳以下を制した第1シードの立川(愛工大名電中)と、ホープス王者の平塚(遊学館ジュニア)の対戦となった。立川は、準決勝でカット主戦型の岡田(OKATAKU)に2対0から追い上げられる苦しい展開を辛抱強いプレーで振り切って決勝へ。平塚は栁本(明徳義塾中)との準決勝で、最終ゲーム1-8と大きくリードを許したところから驚異的な集中力で逆転勝ちを収めて、念願の決勝進出を果たした。
立川の落ち着いたカット攻略に対して、平塚は多彩な攻守で徐々に立川を崩し、逆転勝利。2年ぶりの全国タイトルを決めた。
3位には小学生ながらしっかりしたカットで立川を追い詰めた岡田と、高い攻撃力で決勝進出を手にしかけた栁本が入った。
●平塚健友選手のコメント
素直に嬉しい気持ちといつも指導してくださる植木先生や金谷コーチ、自分のことを支えてくださる方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
決勝は、4ゲーム目に10オールまで追いつかれて先生からの指示でサービスを変えるように言われて、それがうまくはまって、5ゲーム目もその流れで取り切ることができたのでよかったです。
準決勝の柳本さんとの試合では、最終ゲーム1-8で負けていて、そこから気持ち強く持って、逆転で勝利することができたので、とても嬉しいです。
(今大会に向けて特に強化してきたところは)自分は全中の課題がフォア前とバックロングのレシーブの対応で、相手もフォア前とバックロングをサーブで狙ってくるだろうなというのは予想していたので、植木先生や金谷コーチからもいろいろレシーブについて指導していただいて、それが完璧にできたかと言われたらそうではないんですけど、ある程度できてて、それでいい流れにすることができたのでよかったです。
(目指すプレースタイルは)しっかりメリハリができている選手になりたいと思っていて、中途半端になってしまうと、どうしても質が落ちてしまうと思うので、攻撃とカットのメリハリがついている選手になりたいです。
(今後の目標は)来年の全中で優勝することが目標ですが、全日本のジュニアやオープン大会なども控えているので、タイトルを取っていって、来年の全中にいい流れを持っていけるようにしていきたいです。
【14歳以下男子シングルス2位】立川凜(愛工大名電中)
【14歳以下男子シングルス3位】岡田蒼空(OKATAKU)
【14歳以下男子シングルス3位】栁本進太郎(明徳義塾中)
詳しい記録はこちらから
日本卓球協会大会ページ:https://jtta.or.jp/tour/24769
(取材=佐藤孝弘)