2024年11月23~24日、福井市・セーレン・ドリームアリーナ(福井県営体育館)で「バタフライ 第47回全国レディース卓球大会」が開催。大会初日の11月23日は開会式と各種目の予選リーグと決勝トーナメントの序盤戦が行われた。
※写真は選手宣誓を行った福井県代表の森廣さおり/林季美枝(パーソンズ)
開会式で主催者として挨拶に立った公益財団法人日本卓球協会の河田正也会長は800名を越える出場選手を激励。また、日本代表がパリオリンピックやアジア選手権大会などの国際舞台での活躍していることを紹介し、する人・見る人・支える人で協力して卓球を盛り上げたいと語った。
大会を主管する福井県卓球協会の八尾正博会長は、新鮮な海産物、仏教寺院の永平寺、恐竜など福井の名物を紹介した。
昨年に続いて今大会を特別協賛し、タイトルスポンサーを務める株式会社タマス(バタフライ)の代表取締役社長・大澤卓子は、福井とゆかりのある紫式部が大会パンフレットに描かれていることを紹介。また、自身が30年ぶりに試合に出場し、挑み続ける難しさや情熱を持って活動続けることの素晴らしさ、卓球の楽しさを体感したことを伝えた。
団体戦は第1ステージ(予選リーグ)と第2ステージ(決勝トーナメント)の一部が行われた。
大会連覇を目指す花野井クラブ(千葉)は前半でポイントを失う場面があったが、後半に控えた中田が丁寧なフォアハンドドライブの連打を決めて順当にベスト8入り。
4大会ぶりの王座返り咲きを狙う前回準優勝の狭山フレンズ(埼玉)は、強打の前島やカットの小笠原らがポイントを重ねて準々決勝進出。
2年ぶりの優勝を狙う前回3位の都クラブ(京都)は、前回大会の後で出産し産休明けのエース岡村が観客席で愛娘を子守をしながら出場する離れ業で奮闘。
同じく前回3位のチーム虹(兵庫)は前半のベテラン田中と鳥取が耐久戦で粘り勝ち。
ダブルスは年齢別に4つのカテゴリーに分かれ、第1ステージ(予選リーグ)と第2ステージ(決勝トーナメント)の中盤戦まで行われた。
ダブルスA(60~109歳)は前回2位で第1シードの久世麻/久世愛(刈谷もくようクラブ・愛知)が第1ステージで敗れるなど、今年も本命不在の大混戦に。
ダブルスB(110~125歳)は前回優勝の池田/重國(ウイングス・東京)がトーナメントの初戦で新田/野坂(札幌unity/北斗クラブ・北海道)に敗れる波乱。
ダブルスC(60~109歳)は前回2位の後田/美濃(ウィズサニー・大阪)が滝沢/尾留川(全横会・神奈川)の変則攻守に苦しみながら、辛くも競り勝った。
ダブルスD(140歳以上)はディフェンディングチャンピオンの持田/船ケ山(サクセス・愛知)が圧倒的な攻撃力で勝ち上がった。
公益財団法人日本卓球協会 バタフライ 第47回全国レディース卓球大会:https://jtta.or.jp/tour/24773
(取材=兼吉秀洋、小松賢)