世界卓球2017デュッセルドルフは大会1日目が終了した。初日は各種目の予選が行われ、各国の選手が熱戦を繰り広げたが、その中でもひときわ大きな声援を受けたのが女子シングルスの予選リーグに出場した小野立夢(りずむ)選手だ。
小野選手は日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれ、今回の世界卓球にはフィリピン代表として出場している。日本国内でも全日本カブ2位入賞や全日本ジュニアの部出場など、好成績を収めている小野選手。今大会は予選リーグ突破こそならなかったが、中学1年生ながら世界卓球の舞台で1勝を収め、笑顔で女子シングルスを終えた。
試合後、小野選手は「自分の力はほとんど出せたと思うので、後悔のないプレーができたと思います。去年の6月くらいに(フィリピン代表として)プレーしてみないかという言葉をもらい、そこから(代表選手として)やってみようと思いました。今後はフィリピン代表として自分自身の力を発揮して、積極的に攻めることができる選手になりたいです。2020年の東京オリンピックにフィリピン代表として出場することが目標です」と語った。
明日は女子ダブルスに出場する小野選手。その戦いに注目してきたい。(編集K)
フィリピン代表として初の世界卓球に臨んだ小野選手(右)
今後の世界の舞台での活躍に期待したい
今大会の模様は卓球レポート7月号(6月20日発売)に掲載
公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
世界卓球2017デュッセルドルフ/公式サイト(英語):http://www.wttc2017.com/en.html
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2017デュッセルドルフ(英語):
http://www.ittf.com/tournament/2705/world-table-tennis-championships/