平成29年度全日本選手権大会大会3日目。現在会場では各コートで熱戦が繰り広げられている。ジュニア男子4回戦の中で、特に印象的だったのが宮川昌大(野田学園高)対篠塚大登(愛工大附属中)の一戦だ。宮川は13歳以下、14歳以下カデットでベスト4に入り、現在は野田学園高の主力として活躍している。技術の高さはもちろんだがガッツあふれるプレーも印象的な選手だ。対する篠塚は昨年の14歳以下カデットで王者に輝き、全中では愛工大附属中の主力として5連覇に貢献。中学生ながら両ハンドの精度、威力の高さが光る好選手だ。
試合は篠塚がキレのある両ハンドプレーで2ゲームを先制する展開となったがここから宮川が反撃。台から距離を取ってラリー戦で第3、第4ゲームを取り返す。宮川はループドライブも織り交ぜて緩急をつけながらの攻撃で流れを引き寄せた。迎えた第5ゲームも出足から宮川がリード。気迫全開のプレーで試合を優位に進めると、最後まで攻め切って逆転勝ち。0対2の劣勢から、劇的な逆転勝利でベスト16入りを決めた。
今大会は張本智和(JOCエリートアカデミー)の試合に大きな注目が集まるが、他の有力選手たちも虎視眈々と優勝を狙っており、5回戦でも白熱の試合が展開されることは間違いない。若手選手たちによる熱い戦いにこのあとも注目だ。
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