ITTFプロツアー2009の第6戦・ドイツオープンが3月19~22日、ドイツのブレーメンで開催され、男子シングルスはボル(ドイツ)、女子シングルスは平野早矢香(ミキハウス)が優勝した。
シングルスはティモ・ボルと平野早矢香が優勝
ボルがカタールオープンに続いての優勝 |
平野が2度目のプロツアー制覇
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男子シングルスで優勝したボル(ドイツ)は、勢いのある両ハンドドライブと安定したブロックでサムソノフ(ベラルーシ)、水谷(明治大・スヴェンソン)らを下して、カタールオープンに続いての優勝を飾った。
水谷は準々決勝で世界ランキング10位の荘智淵(中華台北)を破る快挙。準決勝でボルに2-4で競り負けたがが、堂々のベスト4入りを果たした。
好調のボルがサムソノフを圧倒 |
水谷は惜しくもボルに敗れる |
女子シングルスは全日本チャンピオンの平野が強豪を打ち破って優勝を果たした。
平野は3回戦でヨーロッパチャンピオンのリ・チャン(ポーランド)、準々決勝で世界ランキング9位の王越古(シンガポール)を4-1を破って勢いに乗ると、準決勝では李暁丹(中国)を4-2で下して決勝進出。決勝はVi.パブロビッチ(ベラルーシ)との対戦となったが、全日本の決勝を思わせる粘り強いフォアハンドドライブでチャンスを作り、見事にカットを攻略して優勝を飾った。
平野は2006年のスロベニアオープン以来、2度目のプロツアー制覇。ゴールデンウィークの世界卓球2009横浜に向け、はずみを付ける1勝となった。
決勝で見事なカット攻略を見せた |
男子ダブルスはボル・ズュースが優勝 ~岸川・水谷が準優勝~
地元ドイツのボル・ズュースが優勝 |
男子ダブルス決勝は、ボル・ズュース(ドイツ)対岸川・水谷(スヴェンソン/明治大・スヴェンソン)の好カード。荘智淵・呉志祺(中華台北)やガオ・ニン/ヤン・ツー(シンガポール)ら強豪を破って勝ち上がった岸川・水谷ペアは、3ゲームを先行される苦しい展開から第4,5を連取して2ゲームを返すも、第6ゲームのジュースを落とし、惜しくも準優勝に終わった。ボルは、シングルスと合わせて2冠王に。
女子ダブルスは李暁丹・木子(中国)がシャール/ウー・ジャデュオ(ドイツ)をストレートで破って優勝。
日本の藤井・石川(日本生命・ミキハウスJSC)は準々決勝で競合馮天薇・王越古(シンガポール)を破り、ベスト4入りを果たした。福原・平野(ANA・ミキハウス)は準々決勝でシャール/ウー・ジャデュオに敗れベスト8に終わった。
岸川・水谷は決勝で惜しくも敗れた |
今大会の記録は、国際卓球連盟、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp
なお、本大会の模様は 5月号(4/20発売予定)に掲載予定。