2017年1月16~22日に東京体育館で行われる平成28年度全日本選手権大会(一般・ジュニアの部)、男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルス、ジュニア男子、ジュニア女子の全7種目のトーナメント組み合わせが発表された。
男子シングルスはリオデジャネイロオリンピックで日本人初のシングルスのメダルを獲得した水谷隼(beacon.LAB)が優勝候補の筆頭だ。水谷は歴代最多9度目の王座を狙う。その水谷を、オリンピックでともに戦った吉村真晴(名古屋ダイハツ)、丹羽孝希(明治大)や大島祐哉(ファースト)の若手選手、昨年2位の張一博(東京アート)、ベスト4の笠原弘光(協和発酵キリン)ら日本リーガーが追う展開となるだろう。
トーナメントの中で注目は松平健太(ホリプロ)のパートに岸川聖也(ファースト)が入ったことだ。岸川が順当に勝ち進めば4回戦で松平と対戦することになり、早いラウンドから上位進出をかけたハイレベルな戦いが繰り広げられるだろう。また、世界ジュニア選手権大会優勝など、数々の最年少優勝記録を塗り替える張本智和(JOCエリートアカデミー)にも注目だ。張本は勝ち進むと、4回戦で平野友樹(協和発酵キリン)と対戦する組み合わせになった。
女子シングルスは、リオデジャネイロオリンピック団体戦の銅メダル獲得に大きく貢献した石川佳純(全農)が4連覇を狙う。一方、全日本を2度制し、石川の対抗として見られた福原愛(ANA)は大会の欠場を発表している。その中で石川を追うのが平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)、伊藤美誠(スターツSC)、早田ひな(希望が丘高)といったジュニア世代の選手だ。昨年は平野が2位、伊藤がベスト4、早田がベスト8に入賞しており、今大会でも上位進出が予想される。
このほか、平野らと同じジュニア世代の浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園)、加藤美優(吉祥寺卓球倶楽部)、昨年ベスト4の加藤杏華、ベスト8の松澤茉里奈(ともに十六銀行)といった日本リーガーも名を連ねている。各ブロックに強豪がひしめいており、王座をかけた実力伯仲の激しい攻防が見られるだろう。
トーナメントの組み合わせは平成28年度全日本選手権大会の特設サイトに掲載されています。
全日本卓球2017(特設サイト):http://japantabletennis.com/zennihon2017/