1月30日、バタフライ卓球道場(東京都杉並区)で「2017新春初打ち会」が開催された。今回はらくご卓球クラブの創立30周年を記念した会ということもあり、例年以上に参加者が多く、場内は熱気であふれた。
2017新春初打ち会は、らくご卓球クラブのメンバーである三遊亭小遊三師匠の開会の言葉から始まった。午前に行われた親善ダブルス大会では8チームに分かれて参加者が勝利を目指して戦った。
その後に行われた1ゲーム先取のエキシビションマッチは、第1試合でフリーアナウンサーでバタフライ・アンバサダーの福澤朗さんと、小学生お笑いコンビ「ピンポンキング」の「ちっちゃインパクト☆もとき」こと新井元輝くんが対戦。昨年に続く対戦となった一戦は雪辱を期して臨んだ元輝くんが、強烈なフォアハンドを見せて迫る場面もあったが、福澤さんが巧みなサービスから得点を重ねて勝利を挙げた。
続く第2試合では日本卓球協会の前原正浩副会長/福澤さんペア、三遊亭小遊三師匠/でんでんさんペアが熱い火花を散らした。前原副会長/福澤さんペアは、リードを許す展開から怒とうの追い上げを見せたが、一歩及ばず、小遊三師匠/でんでんさんペアが攻撃力の高さで勝利をつかんだ。
第3試合ではアテネオリンピック日本代表の新井周さんが福澤さんとペアを組み、小遊三師匠/でんでんさんペアと対戦。新井さん/福澤さんペアは序盤でリードを許したが、新井さんの回転量の多いサービスで得点するなど、終盤に巻き返して逆転勝利を収めた。
エキシビションマッチの後には、三遊亭好楽師匠と春風亭昇太師匠が登場し、らくご卓球クラブの30周年を祝った。2人の祝辞の後には、らくご卓球くらぶの監督である林家こん平師匠が登場。記者会見ではこん平師匠、小遊三師匠らによる「ちゃらーん」が披露され、拍手が巻き起こった。その後、こん平師匠は1969年ミュンヘン大会男子シングルス優勝の伊藤繁雄さんとラリーを披露するなど、元気な姿を見せて会場を盛り上げた。
卓球大会に続いて行われたらくご卓球クラブ30周年を記念した祝賀パーティーでは、らくご卓球クラブのこれまでの活動を振り返る映像が流れた。映像の最後には福原愛選手からビデオレターでお祝いの言葉が届いた。その後は歌や、落語、コント、漫才など、さまざまなアトラクションが開催され、大いに盛り上がった。アトラクションの最後は、にゅうおいらんずと三咲順子さんが演奏を披露。演奏を締めくくった「聖者の行進」のパフォーマンスには参加者から大きな拍手が送られ、らくご卓球クラブ創立30周年記念・2017新春初打ち会の幕が閉じた。
このイベントの様子は卓球レポート3月号に掲載されます。