4月18~23日にITTFワールドツアー・韓国オープンが開催された。男子シングルスではボル(ドイツ)、女子シングルスでは馮天薇(シンガポール)がトーナメントを制した。日本勢では安藤みなみ(専修大)が21歳以下女子シングルスの頂点に立ち、ワールドツアー初のタイトルを獲得した。
男子シングルスに出場したボルは準々決勝で松平健太(ホリプロ)、準決勝で吉村真晴(名古屋ダイハツ)を破ると、決勝ではフランチスカ(ドイツ)との同士打ちを制して2010年のジャパンオープン以来のワールドツアー優勝を果たした。このほか、日本勢は吉村がベスト4、松平健太がベスト8に入った。女子シングルスは馮天薇が優勝を飾った。馮天薇は準々決勝で安藤を破るなど勝ち進むと、決勝では接戦の末、石川佳純(全農)に4対2で勝利した。日本勢では石川が2位になったほか、先日のアジア選手権大会で優勝した平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)がベスト4、安藤、早田ひな(希望が丘高)がベスト8に入った。
男子ダブルスは、張禹珍/丁祥恩(韓国)が優勝。1回戦で丹羽/吉村(スヴェンソン/名古屋ダイハツ)、準々決勝で木造/高見(愛工大名電高)を破ると、決勝ではフランチスカ/グロート(ドイツ/デンマーク)の国際ペアをゲームオールジュースの末に破った。女子ダブルスはシャン・シャオナ/P.ゾルヤ(ドイツ)が決勝で早田/伊藤(希望が丘高/スターツSC)に勝利して頂点をつかんだ。日本勢では早田/伊藤が2位に入ったほか、平野/石川がベスト8に入った。
21歳以下男子シングルスでは林鐘勳(韓国)が優勝。林鐘勳は1回戦で松山祐季(愛知工業大)に勝利すると、準決勝で酒井明日翔(明治大)、決勝で木造と、日本勢を連破してチャンピオンになった。日本勢は木造が2位、酒井、及川瑞基(専修大)がベスト4、五十嵐史弥(遊学館高)がベスト8に入った。21歳以下女子シングルスでは安藤がワールドツアーで初のタイトルを獲得した。安藤は準々決勝で笹尾明日香(横浜隼人高)とのフルゲームの接戦を制すと、準決勝でリン・イエ(シンガポール)、決勝で芝田沙季(ミキハウス)に勝利して栄冠を手にした。このほか、2位には芝田、ベスト8には森薗美月(サンリツ)、笹尾が入賞した。
各種目の主な結果は以下の通り。
■男子シングルス
優勝:ボル(ドイツ)
*3位:吉村真晴(名古屋ダイハツ)、ベスト8:松平健太(ホリプロ)
■女子シングルス
優勝:馮天薇(シンガポール)
*2位:石川佳純(全農)、3位:平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)、ベスト8:安藤みなみ(専修大)、早田ひな(希望が丘高)
■男子ダブルス
優勝:張禹珍/丁祥恩(韓国)
*ベスト8:木造/高見(愛工大名電高)
■女子ダブルス
優勝:シャン・シャオナ/P.ゾルヤ(ドイツ)
*2位:早田/伊藤(希望が丘高/スターツSC)、ベスト8:平野/石川(JOCエリートアカデミー・大原学園/全農)
■21歳以下男子シングルス
優勝:林鐘勳(韓国)
*2位:木造勇人(愛工大名電高)、3位:酒井明日翔(明治大)、及川瑞基(専修大)、ベスト8:五十嵐史弥(遊学館高)
■21歳以下女子シングルス
優勝:安藤みなみ(専修大)
*2位:芝田沙季(ミキハウス)、ベスト8:森薗美月(サンリツ)、笹尾明日香(横浜隼人高)
今大会の記録は日本卓球協会、国際卓球連盟のホームページに掲載されています。
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com