中国超級リーグは決勝戦が終了し、男子は馬龍擁する寧波が昨年に続き、2連覇を達成した。女子は八一が優勝。郭躍、木子、曹操のバランスのとれた3人の総合力で優勝を勝ち取った。
先に2勝したチームが優勝となる超級リーグプレーオフ決勝。男子は寧波と上海が対戦。昨年と同じ顔合わせになったこの対戦だが、1戦目、2戦目共に寧波が上海を圧倒した。
第1戦では2番で閻安が許昕に勝利すると、閻安・林高遠のダブルスも勝利し、3対0でアウエーの第1戦を制した。
第2戦も寧波が3対1で勝利。閻安が許昕に敗れたものの馬龍が2得点の活躍。最後は許昕をストレートで下し、優勝に華を添えた。
絶対的なエースの馬龍を中心に、閻安、林高遠も順調に勝ち星を積み重ね、2年連続の優勝となった。
対する上海は昨年に続き、決勝で寧波に敗れ2位。エースの許昕にベテランの王励勤、中堅の尚坤というバランスのいいチームで決勝まで勝ち上がった。
八一は山東と対戦。中国運動大会で決勝を争った李暁霞、陳夢のいる山東に分があるという大方の予想を裏切り、八一が第1戦、第2戦と連勝して、超級リーグの頂点に立った。
第1戦では八一の木子が2得点の大活躍。2番で陳夢に勝利すると、4番では李暁霞にゲームオールの末、金星を挙げた。2対0から追いつかれるいやな展開だったが、最終ゲームは李暁霞に付け入る隙を与えなかった。木子の活躍とダブルスの勝利で第1戦を八一がものにした。
第2戦では1番で木子が陳夢に勝利すると、2番の郭躍もその勢いのまま李暁霞に3対1で勝利。郭躍・曹臻のダブルスも勝利を収め、3対0で2戦目にも勝利し、ホームで優勝を決めた。
山東は李暁霞の敗戦が大きく影響した。準決勝から復帰を果たしたものの決勝では第1戦で木子との接戦を落とすなど自らの復帰でチームを優勝に導くまでには至らなかった。
これで今季の全ての日程が終了した。普段は国際大会でしか目にすることができない中国のトップ選手が優勝を目指して戦う姿を目にできる貴重なリーグ戦「中国超級リーグ」。来季以降も熱い戦いに期待したい。
☆決勝
*1・2・4番は5ゲームズマッチ、3・5番は3ゲームズマッチ、最終ゲームは7点制。
<男子>
第1戦(2013.11.13)
上海金邁馳 0-3 寧波海天塑机
尚坤 -9、-6、-4 馬龍○
許昕 -7、-9、7、-6 閻安○
王励勤/尚坤 -10、-6 閻安/林高遠○
許昕 - 馬龍
王励勤 - 朱世爀
第2戦(2013.11.16)
寧波海天塑机 3-1 上海金邁馳
閻安 6、-10、-6、-7 許昕○
○馬龍 5、-6、10、-13、7-5 尚坤
○閻安/林高遠 7、11 王励勤/尚坤
○馬龍 5、6、9 許昕
朱世爀 - 王励勤
<女子>
第1戦(2013.11.11)
山東魯能 1-3 八一冀中能源
○李暁霞 4、3、4 郭躍
陳夢 -7、9、-12、-8 木子○
陳夢/顧玉婷 2、-8、2-7 郭躍/曹臻○
李暁霞 -6、-7、5、5、2-7 木子○
顧玉婷 - 曹臻
第2戦(2013.11.14)
八一冀中能源 3-0 山東魯能
○木子 5、4、8 陳夢
○郭躍 7、-5、6、7 李暁霞
○郭躍/曹臻 1、9 陳夢/顧玉婷
木子 - 李暁霞
曹臻 - 顧若辰
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中国超級リーグ公式サイト(中国語):http://cttsl.sports.cn/