ITTFプロツアー2010のハンガリーオープンが10月13~17日にブダエルシュで開催され、男子シングルスで水谷隼(明治大・スヴェンソン)が優勝。
水谷隼がツアー2勝目 ※ITTF・HPから転載 |
男子シングルス決勝は第1シードの水谷と第2シードの荘智淵(中華台北)が対戦。水谷は第1ゲームを先行したが、第2ゲームから3ゲームを連取されて1−3と苦しい展開に。しかし、水谷はここから粘り強く戦ってゲームオールまで持ち込むと、最終ゲームはジュースの競り合いを制して逆転勝利。2009年韓国オープン以来、プロツアー2勝目を飾った。
女子シングルス決勝はサマラ(ルーマニア)と帖雅娜(香港)が対戦し、帖雅娜がサマラを4−2で下して優勝。2007年ブラジルオープン以来3年ぶりの栄冠を手にした。
男子ダブルス決勝は松平健太・丹羽孝希(早稲田大・青森山田高)と水谷隼・吉田海偉(明治大・スヴェンソン/個人)の日本勢対決となった。試合はジャパンオープンで優勝している松平・丹羽が立ち上がりから主導権を握って3−0と一気にリード。水谷・吉田も意地で盛り返して3−2とするが、第6ゲームは再び松平・丹羽が引き離して勝負を決めた。
女子ダブルス決勝はガニナ・Vi.パブロビッチ(ロシア・ベラルーシ)と福原愛・石川佳純(ANA・ミキハウスJSC)が対戦。福原・石川はカットの国際ペアを落ち着いて攻略。4−1でガニナ・Vi.パブロビッチを下して、ツアー3勝目を飾った。
上記以外の日本勢は、男子シングルスで松平健太が柳承敏(韓国)と江天一(香港)を下して3位に入る健闘を見せた。
女子シングルスは福原愛と平野(ミキハウス)が準々決勝に進出したが、福原がVi.パブロビッチ、平野はサマラに敗れてベスト4入りはならず。
女子ダブルスは、福原・石川以外のペアは1回戦までに姿を消した。
21歳以下男子シングルスは、ユースオリンピック金メダルの丹羽孝希が劉亜男(中国)を4−1で破って見事に優勝。
21歳以下女子シングルスは女子は石垣(淑徳大)が3位に入った。
今大会の記録は、国際卓球連盟、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp