大会2日目の6月7日は、21歳以下男女シングルス、男女シングルス、男女ダブルスの試合が行われた。
男子シングルスには全日本チャンピオンの吉村(愛知工業大)が登場。危なげない戦いで予選リーグを3勝0敗で1位通過。決勝トーナメントでは世界ランキング40位の徐賢徳(韓国)と対戦する。
男子ダブルスでは、町・吉田(青森山田高)が予選リーグでシバエフ・スカチコフ(ロシア)の強豪ペアに競り勝った。台上から攻撃的に攻めて、ラリー戦になっても中陣からドライブで盛り返すなど、国際大会で活躍しているロシアの2人を上回るプレーを見せた。
ロンドンオリンピックが間近に迫っていることもあり、21歳以下女子シングルス1回戦に登場した石川(全農)のコートには多くのメディアが集結。観客も石川の試合を近くで見ようと席を移動した。
その石川は、世界ランキング194位で2010年のヨーロッパジュニアチャンピオンのエーラント(オランダ)に苦戦。先に2ゲームを取ったが、3、4ゲームを奪われてゲームオールに。5ゲーム目はサービスで相手を崩すなど、石川らしいプレーが出てエーラントの追撃を抑えた。
最新の世界ランキングで5位になった石川は、現在2位につけている日本のチームランキングを維持するためにも絶対に負けられない試合だったが、逆にそれがプレッシャーになり、プレーに硬さが出てしまったのだろう。
なお、チームランキングはロンドンオリンピック団体戦のシードに関係していて、日本とシンガポールが2位の座をかけて熾烈な争いが行われている。
今大会の模様は卓球レポート8月号(7/20発売予定)に掲載予定。