大会3日目の6月8日。この日は男女ダブルスで準々決勝までが行われ、日本勢では男子ダブルスで岸川・丹羽と塩野・村松、女子ダブルスで藤井・若宮が勝ち残り、ベスト4入りした。
ロンドンオリンピックの団体戦で重要となるダブルス。岸川・丹羽のダブルスはロンドンを見据えて戦っている。1回戦でシンガポールの若手ペアを圧倒すると、準々決勝では第2シードのガオ・ニン/李虎(シンガポール)にも快勝。本格的に組んで数ヶ月の2人だが、コンビネーションはかなりよくなっている。明日は韓国の若手ペアと準決勝を行う。
男女シングルスでは決勝トーナメントが始まり、これまで出場していなかった世界のトップ選手が続々と登場した。
男子シングルスではいきなり波乱が起きた。第1シードのボル(ドイツ)が韓国の鄭栄植にフルゲームの末敗れたのだ。世界ランキング維持のためにドイツから1人だけ出場したボルだが、まさかの敗退に顔をしかめた。
女子シングルスでは、第1シードの石川(日本)がリュウ・ジャに苦戦。第6ゲームでマッチポイントを握られ、第7ゲームでもマッチポイントを奪われたが、なんとな逆転した。第6ゲームでは11対10と石川がリードした場面で床のボールを蹴ったとして審判が石川にレッドカード。一時は11対11となったが、抗議の結果11対10に戻されるというシーンがあった。
なお、男子シングルスでは水谷と丹羽、女子シングルスは石川と福原が勝ち残っている。
今大会の模様は卓球レポート8月号(7/20発売予定)に掲載予定。