男女シングルスは準々決勝までが行われて、それぞれベスト4が出そろった。
男子シングルスでは水谷(日本)と丹羽(日本)が勝ち残っていたが、丹羽はシバエフ(ロシア)にストレート負けした。シバエフのサービスはインパクトを隠かくすような出し方のため、左利きの丹羽にとってインパクトが死角になって見えず、うまくレシーブすることができず一方的な内容で敗れた。
水谷は3回戦でメイス(デンマーク)にストレート勝ちすると、準々決勝で柳承敏(韓国)と対戦。見応えのあるドライブの打ち合いに観客が魅了される中、最後はサービスで優位に立ち、激戦を制した。明日は準決勝でシバエフと対戦する。
女子シングルスは福原(日本)がベスト4入り。3回戦でカットのリ・ジエ(オランダ)に3対0のリードから3対3に追いつかれて嫌なムードになったが、攻め急いでやや焦りがみえた戦い方を抑え、最後は強気ながらも冷静なプレーでリ・ジエのカットを攻めきった。
準々決勝では、3月の世界選手権ドルトムント大会(団体戦)の韓国戦で敗れている石賀浄(韓国)と対戦。出足からたたみかけるような激しい攻撃で攻め続けた。第1ゲームを取り、第2ゲームを落としたが、それでも福原は攻めの姿勢を崩さず、最後まで攻撃の手を休めず、4対2で石賀浄を下し、ドルトムントでの借りを返した。
今大会の模様は卓球レポート8月号(7/20発売予定)に掲載予定。