9月1日~10日まで、鞍山市奥体中心体育館(鞍山)にて第12回全中国運動会が開催されている。大会8日目は男女ダブルスの2回戦~準決勝が行われた。男子ダブルスは周雨/樊振東と李木橋/尹航の2組の解放軍ペアが決勝に勝ち残った。
李木橋/尹航の若手ペアも勢いに乗って決勝進出
■男子ダブルス準決勝
周雨/樊振東(解放軍) 14,7,-10,-13,-8,9,9 郝帥/李平(天津)
李木橋/尹航(解放軍) -4,8,10,8,9 翟一鳴/徐輝(遼寧)
■男子ダブルス準々決勝
郝帥/李平(天津) 7,-10,9,8 許昕/王励勤(上海)
樊振東/周雨(解放軍) 6,9,-7,5 邱貽可/許鋭鋒(四川)
李木橋/尹航(解放軍) 4,8,7 陳楚熙/楊磊(福建)
翟一鳴/徐輝(遼寧) 7,6,-1,13 王建軍/朱霖峰(四川)
注目の若手ペア周雨/樊振東(解放軍)と郝帥/李平(天津)のベテランペアとの対戦は、序盤は天津ペアが台上で先手を取りリードを奪うが、解放軍ペアが5-9から10-10に追いつくと14-13で李平がサービスミス。このチャンスを逃さなかった解放軍ペアが先制。ラリーを長引かせたくない天津ペアにミスが出て、解放軍ペアが連取。解放軍ペアの流れかと思われたが、終盤で樊振東の連続ミスで天津ペアが逆転。1ゲームを返す。第4ゲームは荒さが目立つ解放軍ペアが3-7とリードを許すが、ここから集中力の高いプレーで逆転。しかし、天津ペアが気合いのプレーでしのいで2対2に。解放軍ペアはリスキーなプレーが裏目に出て、堅実なプレーの天津ペアがリードして第5ゲームは天津ペア。王手をかけた天津ペアが8-4とリードして勝負を決めたかに思われたが、開き直った解放軍ペアが当たり出し逆転。最終ゲームも最後まで両者一歩も譲らず競り合いとなったが、9-9で郝帥が痛恨のサービスミス。次いで李平がバックドライブをネットにかけて熱戦の幕を閉じた。
男子ダブルス準決勝第2試合は地元遼寧の翟一鳴/徐輝ペアとと李木橋/尹航(解放軍)の左右のペアの対戦。地元遼寧はペンホルダーの徐輝が台上で先手を取り、第1ゲームは遼寧ペア。解放軍ペアはサウスポーの李木橋がチャンスをつくり、尹航が決めるパターンで1対1に。続く3ゲームも解放軍ペアのチキータレシーブからの両ハンドドライブで連取して、地元ペアをくだしての決勝進出を決めた。
優勝の期待がかかるベテラン+中堅の許昕/王励勤(上海)は準々決勝で郝帥/李平の攻撃に先手を取られてあえなく準々決勝敗退となった。
卓レポ.comでは連日の熱戦の様子を最終日の9月10日までお届けします!
今大会の詳細な情報は下記サイトをご覧ください。
中華人民共和国第12届運動会(記録ページ):http://results.liaoning2013.com.cn/Info2013/html/zh-cn/pages/CRS/DisciplineResult.htm?DisciplineCode=TT&DisciplineID=31
今大会の模様は卓球レポート11月号(10/20発売)に掲載。