大会5日目は男女シングルスの予選グループリーグが行われた。予選から出場した吉村は2勝0敗でグループリーグを1位通過。明日から始まる決勝トーナメント進出を決めた。
フォルワルスキーは切れたバックカットと攻撃で吉村を苦しめた
<男子シングルス予選グループリーグ(日本選手関係)>
吉村 4,7,4,4 チャンバース(オーストラリア)
吉村 7,-6,12,14,2 フォルワルスキー(ポーランド)
日本から唯一予選からの出場となった吉村が、無事グループリーグを通過し決勝トーナメント進出を決めた。
第1試合は格下のチャンバースにまったく問題なくストレートで勝利を収めたが、第2試合、カット主戦型のフォルワルスキーには苦戦。得意のカット主戦型だが、3球目攻撃を仕掛けるなどかなり攻撃的なスタイルで、低く切れたバックカットも簡単に打ち抜くことはできない。1対1で迎えた第3ゲームを逆転。第4ゲームも7-10から追いついてジュースでの競り合いを物にして3対1。ここで集中力の切れたフォルワルスキーにミスが増えて第5ゲームは11-2。
試合後に吉村は「2試合目は1試合目と比べたらレベルが高くカットマンでしたが、自分の中で得意意識があったのであんなに競ると思わなかったです。まだまだ仕上がってないなという感じです。フォアハンドのチャンスボールミスが多かったので、バックにつないでチャンスが来るかと思ったら、質の高いカットが来てたので、途中にフォアに入れて流れを変えようと思いました」と振り返った。シングルスの目標はという質問には間を置かずに「もちろん優勝です」と答えた。「早く中国選手と対戦したい」という吉村、明日からの決勝トーナメントに期待したい。
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今大会の模様は卓球レポート2月号に掲載します。