女子シングルス2回戦、一足先に2回戦突破を決めた平野美宇、伊藤美誠に続きたい日本女子だったが、石川がパスカウスキーネを破ったものの、福原、平野早矢香は敗れるという結果となった。
<女子シングルス2回戦(日本選手関係)>
石川 5,8,8,10 パスカウスキーネ(リトアニア)
マテロバ(チェコ) 9,-11,-4,-12,6,9,6 平野早
ビレンコ(ウクライナ) -3,7,-6,9,3,10 福原
石川はどのゲームも序盤リードを許すが、終盤で追い上げる展開でストレート勝ち。3回戦で、予選グループから勝ち上がってきた木子(中国)と対戦。世界ランキングこそ石川が上回っているものの並み居る強豪を連破して国内の選考会を勝ち抜いた実力は侮れない。
平野はチェコのマテロバと対戦。両ハンドの攻撃力のあるマテロバに対して、平野は安定感のあるプレーでチャンスをつくって攻撃にむすびつける。激しいラリー戦となるが、気迫と集中力で上回る平野が2つのジュースを制して3対1に。1ゲームを返されて第5ゲームで5-1とリードするが、ブロックの固い平野を相手に調子の上がってきたマテロバが攻撃で得点を重ね逆転。最終ゲーム、マテロバが先行する展開で、マテロバの連続攻撃を防ぎきれず6-11。混合ダブルスでも敗れた平野の蘇州大会が幕を閉じた。
福原はウクライナのカット主戦型ビレンコと対戦。福原は回転量の多いカット打ちとフォアハンド強打で着実に得点を重ね、第1ゲームを先行。しかし、第2ゲームは福原に粗いミスが増えて、ビレンコが返す。第3ゲームも強気の攻撃で福原が取るが、第4ゲームはビレンコのクロスゲーム。要の第5ゲーム、福原の無理な攻めが裏目に出て失点が続きビレンコが王手。第6ゲーム、4-8とリードを許すが、ここから福原が難しいボールを連続で強打で決めて、7-8に。負けられないビレンコの攻撃が決まり、7-9。ビレンコはバック前に浮いたボールを押し込んで10-8とマッチポイント。福原は連続スマッシュで2本をしのぎジュースに。福原がチャンスボールをオーバーミスして再びビレンコにマッチポイント。最後は福原のフォアハンドスマッシュがネットにかかりオーバー。2回戦敗退という不本意な結果に終わった。
今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)に掲載
公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
世界卓球2015蘇州/公式サイト(中国語/英語):http://www.suzhou2015.org/
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2015蘇州(英語):
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2503&category=WTTC