ITTFワールドツアー・ジャパンオープン(6月24~28日・グリーンアリーナ神戸)が開催されている。大会3日目は21才以下男女シングルスの決勝、男女シングルスの1~2回戦、男女ダブルスの1回戦が行われた。21才以下女子シングルス決勝は佐藤瞳がツォン・ジエン(シンガポール)を3対1で破り、フィリピンオープン、オーストラリアオープンに続いて3大会連続で同種目を制した。
攻守にバランスの良さを見せ、地元日本で頂点に
最後まで粘り強いカットが光った
ツォン・ジエンは佐藤のカットを打ち崩すことができず
<21才以下女子シングルス決勝>
佐藤瞳(札幌大谷高) 9、-8、8、9 ツォン・ジエン(シンガポール)
カット主戦型の佐藤は序盤、ツォン・ジエンの粘り強いカット打ちに苦しむ場面があったが、要所で攻撃に転じてスマッシュを決めるなど、攻守の切り替えが光り、第1ゲームを先取した。第2ゲームはカットにミスが出て、ゲームを落としたものの第3ゲームはツォン・ジエンのドライブに対して我慢強くカットでしのぎ、優勝に王手。迎えた第4ゲームは一進一退の展開が続いたが、カットだけではなく、攻撃力の高さも見せて勝利。成長著しい若手のカットマンが3大会連続でワールドツアーでの優勝を果たした。
今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載
公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
ジャパンオープン・荻村杯2015:http://japan-open.kyomycom.net/15kobe/
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