第34回全日本クラブ選手権大会が7月17~20日に相模原市立総合体育館(神奈川)で開催された。男女各カテゴリーで随所に熱戦が繰り広げられ晴れの舞台で各選手たちが躍動した。
【男子一般の部1部】
男子一般の部1部はTOM&卓球三昧A(東京)が2連覇を達成した。松渕と根田を中心に生田と吉田の若い選手が活躍。どこからでも点が取れる層の厚さを見せた。2位のTTC浦和・土合Bは胡と西沢の2枚看板で優勝を目指したが勝負ところのダブルスで敗れ惜しくも準優勝。3位にはエース三田村を擁するリトルキングスAと、接戦を制し勝ち上がった地元のMD相模(ともに神奈川)が入賞した。
【男子一般の部2部】
男子一般の部2部はバラエティーに富んだ戦型で京都綾部市の町おこしの団結力で綾部紫遊クラブ(京都)が接戦を制し初出場・初優勝を果たした。2位は美しが丘クラブ(神奈川)がラストまでもつれたが敗れ2年連続の2位となった。
3位には前回ベスト8からランクアップのみつのきTTC(愛知)とチームワークで接戦を勝ち上がったGROUND ZERO(東京)が入賞した。
【男子50代の部】
男子50代は東京KINGKONGが50代では別格の強さを見せた東海の単複の活躍で優勝を果たした。2位はゴルベテA(東京)。決勝ではトップで河原が勝利し流れを掴んだが、ダブルスを大接戦の末敗れ無念の敗戦となった。3位には坂本を中心とする日産追浜(神奈川)と前回優勝の福卓会を破った九十九(東京)が入賞した。
【男子60代の部】
男子60代の部は清友クラブが見事3連覇を達成。勝を中心に富沢、白川の活躍が光った。
2位はテニシャス・ナカーズA(神奈川)。中村を中心に友卓会(東京)、サザンクロス(東京)といった強豪チームを下し決勝に駒を進める躍進を見せた。3位には名選手をそろえたサザンクロスと勝負強さを発揮したグリーンクラブ(大阪)が入賞した。
【男子小中学生の部】
男子小中学生の部はフェニックス卓球クラブが福井県同士の決勝を制し優勝を果たした。
トップでチームの信頼も厚い寺下敏が敗れる嫌な展開だったが2番で寺下拓が流れを変える勝利で一気に優勝へ突き進んだ。女子も優勝しアベックVでうれしさ倍増!!。
2位はミナミラボ(福井)。随所にガッツ溢れるプレーが光った。3位には前回優勝の羽佳卓球倶楽部(東京)とのびのびプレーの喜多方卓球ランドが入賞した。
【女子一般の部1部】
女子一般の部1部はMILFLUR(東京)が連覇を達成。準決勝を接戦の末勝利すると決勝では昨年と同じフェニックス卓球クラブ(福井)との対戦。前半で流れを掴みストレートで勝利した。2位のフェニックス卓球クラブは全員の一致団結で2年連続の決勝進出は見事。3位にはLiLi(東京)と仙台卓球センタークラブ(宮城)が入賞した。
【女子一般の部2部】
女子一般の部2部はMD相模が優勝を果たした。それぞれの選手が勝利に貢献し地元でうれしい優勝を決めた。2位はチームDREAM(東京)。継、片野を中心に勝ち上がった。
3位には優勝したMD相模と接戦を演じたT&Tクラブ(東京)と卓精会(東京)が入賞した。
【女子50代の部】
決勝戦は昨年と同じCOLOR(神奈川)とみらくる(大阪)の対戦となりCOLORが勝利し見事3連覇を果たした。2位のみらくるは準々決勝、準決勝を3対2の接戦で勝利し勝負強さを発揮した。3位には千代田クラブ(東京)と甲子園クラブ(兵庫)が入賞した。
【女子60代の部】
女子60代の部はエース高木和を中心とした千代田クラブ(東京)が強豪チームを連破して見事優勝を果たした。2位は2年連続の武蔵野クラブ(東京)。3位には神戸フレンズと昨年優勝のあすか(ともに兵庫)が入賞した。
【女子小中学生の部】
男子に続き女子も優勝を決めたフェニックス卓球クラブA(福井)。大藤を中心にチームワークの良いハツラツとしたプレーが良かった。2位は昨年優勝のミナミラボを接戦の末破った新発田ジュニアA(新潟)。3位にはフォレスタ(大阪)と玖珂SCJrA(山口)が入賞した。
なお、大会の記録は日本卓球協会のホームページに掲載されています。
公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp/
今大会の模様は卓球レポート9月号(8/20発売)に掲載されます。