1. 卓球レポート Top
  2. 大会
  3. 国際大会
  4. 世界卓球
  5. 2016クアラルンプール
  6. 世界卓球2016クアラルンプール7日目 中国女子が中華台北に勝利。決勝は日本対中国に

世界卓球2016クアラルンプール7日目 中国女子が中華台北に勝利。決勝は日本対中国に

世界卓球2016クアラルンプール(2月28日~3月6日)大会7日目は男女決勝トーナメント準決勝の3試合が行われる。16時30分(日本時間17時30分)からは女子準決勝の中国対中華台北が行われた。第1ステージでも戦った両チームによる一戦は中国が中華台北の挑戦を退けて3対0で勝利。第1ステージに続いて相手を寄せ付けないプレーで1971年の名古屋大会から続く23大会連続の決勝進出を決めた。
 

終始リードした丁寧だが、最後まで隙を見せずに勝利

李暁霞はバックハンドで厳しいコースを突き、得点を重ねた

朱雨玲は3球目攻撃を次々に決めて快勝

フォアハンド強打で李暁霞に迫った鄭怡静だが、チャンスを生かせず

<女子決勝トーナメント準決勝>
 中国 3−0 中華台北
○丁寧 7,6,4 陳思羽
○李暁霞 7,13,2 鄭怡静
○朱雨玲 7,6,2 鄭先知
 丁寧 ー 鄭怡静
 李暁霞 ー 陳思羽

準々決勝でオランダに迫られた場面はあったものの3対0で勝利した中国。準決勝は準々決勝からオーダーに変更があり、丁寧、李暁霞を2点起用。3番に朱雨玲を置く布陣で中華台北戦に臨む。一方、大激戦となった準々決勝の香港戦を制して2000年のクアラルンプール大会以来の準決勝進出を果たした中華台北は準々決勝と同じく、陳思羽、鄭怡静を2点起用。3番に鄭先知を置くオーダーで中国に挑む。
1番は丁寧対陳思羽の一戦。第1ゲームは丁寧が深く切れたツッツキを陳思羽のバック側に集めてミスを誘うなど、レシーブからゲームの流れをつかんだ。ドライブのミスもあったが、10-6の長いラリー戦ではフォアハンドを振り抜いて得点。第1ゲームを奪った。
第2ゲーム、丁寧はしゃがみ込みサービスからの得点が増えるなど、陳思羽をサービスから揺さぶった。また、第1ゲームに続いて陳思羽のバック側にボールを集めてミスを誘うなど、ラリーの中で相手を追いつめていく戦術もはまって11-7で2ゲームを連取。
第3ゲームは第1、第2ゲームにも増して厳しいコース取りをした丁寧が出だしからリードを広げて陳思羽をシャットアウト。徐々にギアを上げていった世界王者が相手に反撃のチャンスを与えずに勝利。中国に先制点をもたらした。

2番は李暁霞対鄭怡静の対戦。鄭怡静はここまで7戦全勝とエースとしての活躍を見せている。第1ゲーム序盤は互いにミスが出て点差の離れない展開となったが、中盤からは李暁霞が深いツッツキから相手にループドライブを打たせたところをバックハンドで強打する展開で得点を挙げるなど、試合を優位に進めた。10-7から10-9とされたが、自身のサービスから3球目でバックハンドドライブを決めて先制点を挙げた。
続く第2ゲームは第1ゲームに続いて中盤で李暁霞が抜け出したものの鄭怡静が盛り返す展開となった。10-9と迫られたところで中国ベンチがタイムアウトを要求。ここで決めたい李暁霞だが、ハーフロングのサービスに対してドライブをかけることができずレシーブミス。10-10からは互いに自身のサービスから得点したが、13-14の場面で鄭怡静が自身のサービスからの3球目攻撃でミス。李暁霞は苦しみながらも我慢強く戦い、このゲームを奪った。
これで流れをつかんだ李暁霞は第3ゲームで鄭怡静を圧倒。長いラリー戦では思い切りよくドライブを振り抜いて得点するなど、11-2で勝利。鄭怡静は第2ゲームでジュースに持ち込み、李暁霞に迫ったが、ゲームを奪うには至らなかった。

3番の朱雨玲対鄭先知は第1ゲーム、朱雨玲が4-4から5連続ポイントで抜け出すとそのリードを保って11-7で先制。両ハンドの精度の高さで鄭先知を上回り、先制点をつかんだ。
第2ゲームは鄭先知が朱雨玲のループドライブに対して積極的にカウンターを仕掛けて迫る場面もあったが、勝負どころでイージーなミスが出て朱雨玲が2ゲームを連取。
迎えた第3ゲームは朱雨玲のサービスに対して鄭先知のレシーブミスが目立ち11-2で朱雨玲が勝利。中華台北は中国に対して勝機を見出すことができず準決勝敗退となった。

この結果、日本は明日の決勝で中国と対戦することが決まった。ここまで絶対的な強さで他を寄せ付けない中国。日本は王者を相手にどのような戦いを見せるか。明日の決勝に注目だ。

大会の速報はツイッターでも配信中! ツイッターアカウントをお持ちの方はぜひフォローを!
https://www.twitter.com/takurepo/
 

今大会の模様は卓球レポート4月号(3月20日発売)に掲載

公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
世界卓球2016クアラルンプール/公式サイト(英語):http://www.perfectwttc2016.com.my/
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2016クアラルンプール(英語):
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2587&category=WTTC

\この記事をシェアする/

Rankingランキング

■大会の人気記事

NEW ARTICLE新着記事

■大会の新着記事