<男子シングルス準々決勝>
馬龍(中国) 7,8,9,8 水谷隼(beacon.LAB)
馬龍と過去に11度対戦をしているが、勝利がない水谷。日本開催のワールドツアーで勝利を狙いたいところだが、第1ゲームから馬龍の威力、コースともに質が高いドライブ、強打を防ぐストップに苦しんだ。サービスからの展開で得点するなど、馬龍に迫る場面もあったが、馬龍の隙のない卓球を崩すには至らず。8-11で第1ゲームを落とした。
続く第2ゲームは水谷も精度の高いレシーブで馬龍に対抗する。ストップレシーブとバックサイドへの深いツッツキを織り交ぜて、相手の強打を防ぐと、多彩なサービスから馬龍のレシーブを崩して3球目攻撃を決めて8-6とリードを奪った。しかし、ここから馬龍が王者の強さを見せる。ラリー戦で水谷のフォアサイドを打ち抜くなど、5連続得点で2ゲームを連取した。
苦しい展開となった水谷だが、続く第3ゲームも馬龍に食らいつく。フットワークを生かしたフォアハンドドライブで馬龍のブロックを打ち破るなど、第2ゲームに続いて接戦となった。しかし、あと一歩のところで馬龍から得点を奪うことができず、9-11でこのゲームを落とした。
第4ゲームも馬龍に迫った水谷だが、ゲームを奪うことができずに0対4で敗戦。世界チャンピオンを相手に好プレーを随所に見せた水谷だが、ベスト4入りとはならなかった。
今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載
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