<男子シングルス準々決勝>
張継科(中国) 8,-5,13,2,-8,6 サムソノフ(ベラルーシ)
過去の対戦成績は張継科が3勝0敗とリードをしている両者による一戦。この試合でも第1ゲームから激しいラリーが繰り広げられた。サムソノフの固いブロックに対して、台上深くに入る鋭いドライブで得点を挙げるなど、張継科が第1ゲームをリード。一方のサムソノフは、張継科の攻撃を防いで得点を挙げる場面もあったが一歩及ばず。11-8で張継科が先制した。
第2ゲームはサムソノフが長いサービスからの3球目攻撃で得点を挙げ、リードを広げる。張継科はサムソノフの攻撃を防ぐことができず5-11でゲームを落とした。
ゲームを落とした張継科だが、第3ゲームではチキータレシーブからチャンスをつくり出すなど持ち味を生かしたプレーで主導権を握った。しかし、終盤にドライブミスなどが重なり、ジュースに持ち込まれる。追いつかれる苦しい展開になった張継科だが、ここから高い集中力で緊迫した局面を乗り切り、15-13でこのゲームを奪った。
続く第4ゲームは、張継科がスタートダッシュに成功。サムソノフはこれまでにないミスが目立つなど、点差を縮めることができず、11-2で張継科が3対1とリードを広げた。
迎えた第5ゲーム。ここで勝負を決めたい張継科だったが、サムソノフが粘りを見せてゲームを取り返す。張継科は勝負どころでミスが出て、8-11でゲームを落とした。
再び気を引き締め直した張継科は出足でリードを広げる。チキータレシーブからの展開で試合を優位に進め、11-6で勝利。2人による戦いは接戦になることが多いがこの試合も緊迫した試合展開になり、随所で好ラリーが繰り広げられた。サムソノフは敗れたものの好プレーを見せ、観客を沸かせた。
今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載
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