<女子シングルス準々決勝>
丁寧(中国) 5,10,4,6 早田ひな(希望が丘高)
ここまで徐孝元(韓国)、サマラ(ルーマニア)と、世界ランキング上位の選手を破り、日本選手で唯一8強入りを果たした早田。準々決勝では世界チャンピオンの丁寧と対戦。初対戦となる両者による一戦は丁寧がサービスからの展開で主導権を握る。早田はレシーブに苦しむ場面が見られ、ペースをつかむことができず、5-11で第1ゲームを落とした。
続く第2ゲームは早田が丁寧のプレーに対応し始める。バック対バックの展開では王者を左右に揺さぶって得点するなど、随所に好プレーが見られ、10-9でゲームポイントを迎えた。1ゲームを取り返したい早田だったがアンラッキーな失点も重なり3連続失点。10-12でゲームを落とした。
2ゲームを奪われた早田は第3ゲームも、前陣での両ハンドドライブで丁寧を押す場面が見られるなど善戦する。会場の声援も後押しとなり、気迫全開のプレーで王者に迫ったが、早田の攻勢にラリーで応戦し、得点を重ねた丁寧が3ゲームを連取した。
なんとかして1ゲームを奪いたい早田だったが、第4ゲームも丁寧がリードをする展開が続き、6-11で敗れた。敗れはしたものの早田はバックハンドで丁寧を押し込むなど、王者を相手に気後れすることのない思い切ったプレーが光った。伊藤美誠(スターツSC)、平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)らとともに、黄金世代として注目される早田。今大会での躍進を機にさらなるレベルアップに期待が集まる。
今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載
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