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2016ワールドツアー・グランドファイナル初日⑤ 水谷が鄭榮植に敗れる波乱

12月8~11日までワールドツアー・グランドファイナルがドーハ(カタール)で開催されている。男子シングルスの1回戦では上位進出が予想された水谷隼(beacon.LAB)が鄭榮植(韓国)にゲームオールの末に破れる波乱が起きた。


水谷が鄭榮植にゲームオールの末にまさかの敗戦

村松は、サムソノフから金星を挙げた

松平健太は黄鎮廷との激戦に敗れた

<男子シングルス1回戦>
村松雄斗(東京アート) 5,7,-5,-6,-1,9,6 サムソノフ(ベラルーシ)
馬龍(中国) -4,9,-7,3,6,8 李平(カタール)
黄鎮廷(香港) 6,12,-8,-11,-9,14,-8 松平健太(ホリプロ)
鄭榮植(韓国) -7,-10,10,8,-11,7,9 水谷隼(beacon.LAB)

 男子シングルス1回戦では水谷が鄭榮植に敗れるまさかの一幕があった。水谷は序盤、競り合いながらもバックハンドの展開で鄭榮植を上回り、2ゲームを連取する幸先の良いスタートを切った。しかし、2ゲームを奪われても全く気落ちしていない鄭榮植に、第3ゲームからは押される展開が続いた。中盤以降はバック側に来たボールに対して回り込んでフォアハンドで対応するケースが増えたが、回り込んで空いたフォア側を突かれる場面が多くなり、失点が続いた。2-2で迎えた第5ゲームはラッキーな得点もあり、ジュースの接戦を制したが、第6、第7ゲームは前陣でのピッチの速い攻撃を徹底する鄭榮植に対してラリーの主導権を奪われて敗戦。鄭榮植とは世界卓球2015蘇州でも激闘を繰り広げたが、今回はリベンジを許す形となった。

 カット主戦型の村松はサムソノフを破る金星を挙げた。序盤から変化が分かりにくいサービスを軸に2ゲームを連取した村松。中盤はサムソノフがペースを握り返し、3ゲームを連取されたが、第6ゲームはサムソノフとのフォアハンドの打ち合いを制すなど、ラリー戦でも強さを見せて最終ゲームへと持ち込んだ。勝敗のかかった最終ゲームも村松はチャンスがあれば攻撃を仕掛けるなど積極的なプレーで試合のペースを握り、11-6で勝利。勝利が決まると、村松は両手を高らかに挙げて、ベンチに入った倉嶋監督と喜びを分かち合った。

 松平健太は黄鎮廷との激戦の末に敗戦。松平は序盤2ゲームを連取する好調なすべり出しだったが、第3ゲームからはチキータレシーブでラリーの主導権を握る黄鎮廷のプレーに苦しみ2-3とリードを許す展開となった。第6ゲームは、気迫のプレーで接戦を制した松平だが、第7ゲームはレシーブで先手を取られる展開が続き、8-11で敗戦。試合終盤までキレのある動きを見せていただけに悔しい敗戦となった。

 このほか、オリンピック金メダリストの馬龍(中国)は地元カタールの李平に勝利。2ゲームを奪われたもののきっちりと勝利を収め、次ラウンドへと駒を進めた。
 


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