12月8~11日までワールドツアー・グランドファイナルがドーハ(カタール)で開催されている。女子シングルス準々決勝は平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)が帖雅娜(香港)とのゲームオールの大激戦を制して4強進出を果たした。
<女子シングルス準々決勝>
平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園) 9,7,-8,-5,-6,8,6 帖雅娜(香港)
両者による対戦は4月のアジアカップ以来。そのときは平野が帖雅娜にストレート勝ちを収めたが、ベスト4進出をかけた今回の戦いは熾烈を極めた。平野は第1、第2ゲームとサービスからの展開で帖雅娜を揺さぶり、ゲームを連取する好スタートを見せた。しかし、第3ゲームから平野のサービスに慣れ始めた帖雅娜が反撃。ミスの少ない帖雅娜のバックハンドに対して平野は次第にミスが出始める。流れを取り戻したい平野だが、帖雅娜のコースを突いた的確な攻撃に苦しみ、3ゲームを連取された。後がなくなった第6ゲームも苦しい試合展開となったが、打球点を落としたループドライブで帖雅娜のミスを誘うプレーなど、落ち着いてラリーを組み立て直して最終ゲームへと持ち込んだ。どちらに勝利が転ぶかわからない一戦となったが、最後は平野がラリー戦で打ち勝って勝利。苦しい試合展開を制して4強入りを果たした。
準決勝は丁寧の棄権によって4強入りを決めたハン・イン(ドイツ)と対戦する。決勝進出のチャンスは十分にあるだけに準決勝での戦いにも期待したい。なお、準決勝は日本時間の23時から行われる予定。
卓レポ.comでは随時、ツイッターとこちらの大会報道で情報をアップしていきますのでお楽しみに!
卓レポツイッター:https://twitter.com/takurepo
日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
国際卓球連盟(ITTF):http://www.ittf.com
今大会の模様は卓球レポート2月号に掲載します。