12月8~11日までワールドツアー・グランドファイナルがドーハ(カタール)で開催されている。女子シングルス決勝は朱雨玲(中国)がハン・イン(ドイツ)にストレート勝ちを収め、初優勝を飾った。
<女子シングルス決勝>
朱雨玲(中国) 9,10,10,3 ハン・イン(ドイツ)
第1ゲーム、朱雨玲はカット主戦型のハン・インを、ドライブとツッツキを交ぜたプレーで前後に揺さぶって得点を挙げた。一方のハン・インは粘り強く守るだけではなく、隙あらば攻撃を仕掛けるプレーで朱雨玲に迫った。スタートから互いにつかず離れずの展開が続いたが、最後は朱雨玲がハン・インのカットを打ち抜いてゲームを先制した。
これで朱雨玲が流れに乗るかと思われたが、第2ゲームも接戦が続く。前後左右への揺さぶりに対してハン・インが食らいついて朱雨玲のミスを誘うなど、簡単には流れを渡さない。朱雨玲は相手に粘られ、ジュースまでもつれる苦しい展開だったが、ここ一番というところで得点をきっちりと決めてゲームを連取。
続く第3ゲームもハン・インが攻守に好プレーを見せて朱雨玲を追いつめたが、捕まえきることができない。朱雨玲は接戦になっても慌てることなく、精度の高いドライブとツッツキでラリーを組み立て、12-10で優勝に王手をかけた。
必死のプレーで食い下がったハン・インだったが、第4ゲームは集中力が切れたか、失点を重ねた。朱雨玲は最後まで落ち着いたカット打ちで4対0で勝利。丁寧が準々決勝を棄権し、女子シングルス唯一の中国選手として優勝が求められる中、各国の強敵の挑戦を退けて初優勝を果たした。
卓レポ.comでは随時、ツイッターとこちらの大会報道で情報をアップしていきますのでお楽しみに!
卓レポツイッター:https://twitter.com/takurepo
日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
国際卓球連盟(ITTF):http://www.ittf.com
今大会の模様は卓球レポート2月号に掲載します。