男子シングルス準々決勝では李尚洙(韓国)が黄鎮廷(香港)を破り、この種目でメダル獲得一番乗り。準決勝へと駒を進めた。
<男子シングルス準々決勝>
李尚洙(韓国) 7,-10,8,7,5 黄鎮廷(香港)
ともに初のメダル獲得をかけて行われた一戦は李尚洙が第1ゲームからスタートダッシュをかけて6対0とリード。黄鎮廷の両サイドを打ち抜くドライブで的を絞らせずにゲームを優位に進めた。李尚洙はこのリードを保ち、11-7でゲームを先制。
第2ゲームは前半で黄鎮廷が豪快なフォアハンドドライブを決めるなど、台から距離をとって打ち合いを制す場面が多く見られた。李尚洙も終盤に粘りを見せて7-10から追いついたが、黄鎮廷が激しい打撃戦を制してゲームカウントを1対1にした。
第3ゲームは、再び李尚洙が試合をリード。第2ゲームを奪った黄鎮廷は流れに乗りたいところだが、レシーブのミスが目立ち、精彩を欠く。一方の李尚洙は第1ゲームから引き続いて、強烈な両ハンドドライブで得点を重ねて11-8でこのゲームを奪った。
第4ゲームは李尚洙が出足からリードを広げる。黄鎮廷のバック深くへのフリックやツッツキで裏面の強打を防いでラリーの主導権を握ると、チャンスを確実にドライブで決める形が光って11-7でゲームを奪った。
メダル獲得に王手をかけた李尚洙は第5ゲームも試合の主導権を握る。一方の黄鎮廷はペースを握りたいところだが、李尚洙の厳しい台上の前に持ち味の攻撃力を発揮できず。11-5で李尚洙がこのゲームを奪い、メダル獲得を決めた。
今大会の模様は卓球レポート7月号(6月20日発売)に掲載
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