世界ジュニア選手権イタリア大会7日目、男子シングルスの準々決勝が行われ、スウェーデンの新星15歳のモアガルドが徐海東を破り、中国のベスト4独占を阻止した。
<男子シングルス準々決勝>
薛飛(中国) 5,5,6,-9,5 ムッティ(イタリア)
王楚欽(中国) 2,3,-9,7,6 クヌード(ベルギー)
牛冠凱(中国) -10,8,-5,-7,12,9,6 安宰賢(韓国)
T.モアガルド(スウェーデン) 8,9,10,7 徐海東(中国)
スウェーデンの新星、T.モアガルドが火を吹いた。昨年の世界ジュニアで張本と死闘を演じた徐海東を相手に、パワー、技術、戦術で上回る圧倒的なプレーで、3回戦では木造を破り、準々決勝ではペンの徐海東にまったく攻撃の余地を与えずに完勝し、中国のベスト4独占を阻止した。
もう1人、ベスト4入りのチャンスがあった安宰賢は牛冠凱に3対1でリードし、第5ゲームはジュースとなったが、ここで踏ん張りきれずに逆転を許した。打球点を落としても一発で決められる安宰賢のフォアハンドは他に類を見ないオリジナリティーあふれるプレーなだけにシングルスで最終日に残れなかったことは残念だ。
第1シードの薛飛は地元イタリアのムッティをアウエー状態の中、堅実な両ハンドで破った。ムッティはカウンター狙いで、自分から得点できるパターンがないために苦しい展開だった。
王楚欽には髙見を破ったクヌードが挑んだが、1球1球の精度、威力で優る王楚欽が自身のミスは出しながらも、圧倒的な球威でクヌードを破った。
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