男子シングルス準決勝で好調の松平健太(木下グループ)をストレートで下した水谷隼(木下グループ)。通算10度目の優勝に王手をかけた。水谷の準決勝のプレーから、ループドライブに対するフォアハンドでのカウンタードライブを紹介しよう。
打球後に姿勢を低くするイメージでスイングし、オーバーミスを防ぐ
男子シングルス準決勝で水谷は、台上処理のボールを微妙な長さにコントロールして松平にループドライブでつながせ、それをカウンターで確実に仕留めるプレーでペースを握った。
連続写真1~8は、そのことが表れているプレーだ。バック側に来たループドライブに対して、十分な体勢でバックスイングした水谷は(写真1)、ラケットを大きく振り抜き、フォアハンドでカウンタードライブした(写真4~6)。今大会における水谷の好調ぶりを示すかのような躍動感あふれるフォームだ。
回転量の多いループドライブに対してオーバーミスせずにカウンタードライブを決めるためには、水谷の打球後の姿勢がヒントになる(写真7~8)。水谷は左足のひざを床につけるように姿勢を低くしているが、この動作によって飛距離や高さを抑えやすくなる。
ループドライブをカウンタードライブしようとするとオーバーミスが出やすい選手は、水谷のように、打球後に姿勢を低くするイメージでスイングしてみよう。
詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
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