中国とオーストリアのメダルを賭けた準々決勝は、中国がオーストリアを圧倒。4連覇に向けて、隙のない戦いぶりを見せた。
陳夢はふわっとしたボールでA.ゾルヤの変化を攻略
ややもたついたがしっかり勝った王曼昱
3番に出場したミスチェク。可憐です
<女子団体決勝トーナメント準々決勝>
中国 3−0 オーストリア
○劉詩雯 3−0 ポルカノバ
○陳夢 3-0 A.ゾルヤ
○王曼昱 3-0 ミスチェク
陳夢 ー ポルカノバ
劉詩雯 - A.ゾルヤ
中国対オーストリアは、やはりというべきか、中国が圧勝した。
1番は劉詩雯対ポルカノバ。昨夜ドイツから2点取りしたポルカノバだが、今日は相手が悪かった。劉詩雯には強みの逆横回転サービスが効かず、長いリーチでも届かない場所に強打を打たれ、ストレートで敗れた。
2番は陳夢とアンチ使いのA.ゾルヤ。陳夢はつなぎのふわっとしたバックハンドをつまく使ってA.ゾルヤのアンチラバーの変化を半減させ、甘くなったところを強打で仕留める好球必打の戦術で完勝し、早々に中国が王手。
3番は、グループリーグで馮天薇に敗れた王曼昱に名誉挽回の機会が与えられた。明らかに力の差のあるミスチェクに対し、ややもたつきながらもきっちりストレートで勝利し、中国が銅メダル以上を確定させた。
中国は明日の準決勝で、今日の16:00(日本時間23:00)から行われるルーマニア対香港の勝者と準決勝を争う。
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(写真=佐藤孝弘 文=猪瀬健治)