11月2~4日、平成30年度全日本選手権大会(カデットの部)が、宮城県のカメイアリーナ仙台(仙台市体育館)で開催。
13歳以下男子シングルスは松島輝空 (木下グループ)が優勝した。
●13歳以下男子シングルス優勝
松島輝空(木下グループ)
松島が小学5年生でカデット制覇!
気迫のこもったバックハンドで勝ち切った
2位 芝拓人(野田学園中)
リーチの長さを生かした両ハンドで決勝進出
3位 萩原啓至(愛工大名電中)
切れ味鋭い攻撃で勝ち上がるも松島に敗れる
3位 木方圭介(野田学園中)
センスあふれるサウスポー。芝との同士打ちに敗れた
13歳以下男子シングルスは、小学5年生の松島輝空(木下グループ)が制した。ボールの威力で勝る年上の選手たちを相手に競り合う場面も多かったが、崩れない精神面に加え「うまくコースを突くことができた」と本人が振り返るようにバックハンドに進境を見せ、見事に栄冠をつかんだ。
2位にはサウスポーの芝拓人(野田学園中)が入った。決勝の松島戦は高速のバックハンド戦になり、先にストレートを突く戦術で見せ場をつくったが、最後は松島の精度の高いバックハンドと気迫に振り切られた。
3位には、センスのいいサウスポーの萩原啓至(愛工大名電中)と、これまたセンスが光るサウスポーの木方圭介(野田学園中)が入り、今大会の13歳以下男子シングルスはベスト4に入った選手全員がサウスポーという、あまり例のないトーナメントとなった。
■松島輝空選手のコメント
「危なかった試合は(4回戦の)赤尾くん(Five Stars)。僕のボールをカウンターされたり、自分があせってミスしたりしてしまいました。それでも、自分の気持ちを持ってプレーできたので、そこはよかったところだと思います。最後、決勝戦も危ない試合でしたが、そこでも自分のプレーが発揮できたし、みんなの応援があって優勝できたと思うのでうれしいです。
最初から優勝するぞという気持ちで臨んだんですけど、去年やその前は2回戦とか3回戦で負けててとても悔しい試合してたので、それだけはさけたいなと思っていたので優勝できてとてもうれしいです」
13歳以下男子シングルス ベスト8
中村煌和(愛工大名電中)
ダブルスに続く二冠を目指したが松島に惜敗
石井佑季(メリア)
独特のリズム感のある攻撃でベスト8入り
岡元琉惺(誠卓球CL.)
萩原と打ち合いを繰り広げ、会場を沸かせた
髙橋慶太(田阪卓研)
スムーズな裏面ドライブで勝ちあがったが、木方との接戦に敗れた
試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp/tournament/tabid/122/rptid/397/Default.aspx
(写真/文=猪瀬健治)