丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で開催されるている平成30年度全日本選手権大会。4日目、男子シングルスは4回戦が行われ、スーパーシードが登場。張本、水谷ら、優勝候補の面々が順当に勝ち名乗りを挙げた。
水谷隼(木下グループ)は余裕のあるプレーぶりで初戦を突破
男子シングルスは4回戦がスタート。
注目のディフェンディングチャンピオン張本智和(JOCエリートアカデミー)は、決定力のアップした両ハンドで、思い切って攻めてきた時吉佑一(ZEOS)をストレートで退け、好調ぶりを見せつけた。
かたや、王座奪還を狙う第2シードの水谷も、インターハイ3位の加山裕(愛知工業大名電高)を余裕のあるプレー内容で寄せ付けず貫禄勝ち。こちらも好スタートを切った。
ジュニア男子決勝で優勝を逃し苦杯をなめた宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)が笠原弘光(協和発酵キリン)を、アグレッシブな速攻で破り、スーパーシードの一角を崩したほかは、スーパーシードが順当に勝ち上がった。
1回戦から出場の吉田海偉(東京アート)は田添健汰(木下グループ)のフォアハンドの連続攻撃をしのぎきれずに敗退。2回戦からスタートした吉村和弘(愛知工業大)も、松下海輝(日鉄住金物流)にラリー戦での粘り強さに屈し、上位進出はならなかった。
田添健汰(木下グループ)はパワフルなフォアハンド連打で吉田海偉(東京アート)を撃破
吉村真晴(名古屋ダイハツ)は田中佑汰(愛知工業大名電高)を退け2度目の優勝を狙う
大矢英俊(東京アート)は青森山田の後輩、三部航平(専修大)に打ち勝った
宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)はパワフルな速攻で笠原弘光(協和発酵キリン)を破った
松下海輝(日鉄住金物流)はラリーで吉村和弘(愛知工業大)に打ち勝った
ジュニア王者の戸上隼輔(野田学園高)は御内健太郎(シチズン時計)のカットを打ち抜いた
丹羽孝希(スヴェンソン)は曽根翔(愛知工業大名電中)の挑戦を退けた
及川瑞基(専修大)は青森山田の先輩、坪井勇磨(筑波大)に競り勝った
(文・写真=佐藤孝弘)
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