世界卓球2019ブダペスト、4日目は男女ダブルス3回戦、混合ダブルスは3回戦から準々決勝(4回戦)までが行われた。
混合ダブルスでは、準々決勝で吉村真晴/石川佳純が勝利し、銅メダル以上を決めた。一方、森薗政崇/伊藤美誠はドイツペアに破れ、メダル獲得はならなかった。
●混合ダブルス準々決勝の結果
樊振東/丁寧(中国) 1,8,1,8 何鈞傑/李皓晴(香港)
許昕/劉詩雯(中国) -10,-9,7,9,-9,5,7 李尚洙/田志希(韓国)
フランチスカ/P.ゾルヤ(ドイツ) 11,8,-3,-11,13,8 森薗政崇/伊藤美誠(日本)
吉村真晴/石川佳純(日本) -6,8,5,-8,7,8 ピスティ/バラゾバ(スロバキア)
吉村真晴/石川佳純は、3回戦で地元ハンガリーのスーディ/ペルゲルを退けると、準々決勝でピスティ/バラゾバ(スロバキア)と対戦。吉村のサービスが思うように効かず、競り合う展開が続いたが、終盤はラリーで優位に立つ場面が増え、ゲームカウント4対2で勝利。前々回の蘇州大会銀メダル、前回デュッセルドルフ大会金メダルに続き、3大会連続でメダルを確定させた。
男子のボールに的確に対応する石川もさることながら、吉村のがんばりが見逃せない。張本智和の負傷で急遽エントリーされ、心技体ともに準備が難しかった中、結果を出したのは見事というほかない。
一方、全日本王者として臨んだ森薗政崇/伊藤美誠は、フランチスカ/P.ゾルヤ(ドイツ)の巧みな台上からの攻守に敗れた。
森薗/伊藤は押される展開が続いたが、ゲームカウント2対3、カウント6-6の場面でフランチスカが足を負傷し、流れが変わるかに思われた。しかし、治療を終えてからのフランチスカは無理に動かずに真ん中に構え、来たボールを狙い撃つプレーに変更。このフランチスカの捨て身ともいえる強打がことごとく決まり、森薗/伊藤のメダルがついえた。
男子ダブルス3回戦では、全日本王者の張本智和/木造勇人が梁靖崑/林高遠(中国)と対戦。チキータしてからの展開と、チキータされてからの展開で中国ペアに及ばず、4回戦進出はならなかった。
女子ダブルス3回戦は、早田ひな/伊藤美誠が陳思羽/鄭怡静(中華台北)を寄せ付けず、ベスト8進出。
橋本帆乃香/佐藤瞳のカットペアも田志希/李シオン(韓国)にストレートで快勝し、明日のメダル決定戦へと駒を進めた。
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(写真=佐藤孝弘、文=猪瀬健治)