世界卓球2019ブダペストが、ハンガリーのハングエキスポで開催。
6日目は男子ダブルス準決勝が行われ、馬龍/王楚欽(中国)、イオネスク/ロブレス(ルーマニア/スペイン)が決勝に勝ち上がった。
●男子ダブルス準決勝
イオネスク/ロブレス(ルーマニア/スペイン) 6,-3,-10,7,7,-9,8 アポロニア/モンテイロ(ポルトガル)
昨日、ルーマニアにとって53年ぶりのメダルをもたらしたイオネスクと、スペインに初のメダルをもたらしたロブレスの国際ペアが決勝進出を果たした。
イオネスク/ロブレスは、男子ダブルス準決勝でポルトガル初のメダルをもたらしたアポロニア/モンテイロと決勝を賭けて対戦。打ち合い自慢の双方譲らず、試合はゲームオールまでもつれ込み、国際ペアはポルトガルペアに序盤で遅れを取り、4−8とリードを許す。
しかし、あとがなくなったことで肩の力が抜けたイオネスク/ロブレスが猛反撃。勝ちを意識したポルトガルペアのプレーが若干おとなしくなったことも重なり、なんと7点連取で逆転勝ち。イオネスクとロブレスは、ルーマニア、スペイン双方の国に新たな卓球史を上書きした
●男子ダブルス準決勝
馬龍/王楚欽(中国) 10,7,7,5 梁靖崑/林高遠(中国)
もう一方の中国ペア同士の男子ダブルス準決勝は、接戦が予想されたが馬龍/王楚欽がストレートで快勝した。
この試合は何と言っても王楚欽が頑張った。4人中、唯一男子ダブルスのみの出場に加え、レジェンド馬龍と組んで負けられない王楚欽は必死に動き、気持ちのこもったプレーを披露。梁靖崑と林高遠がレシーブのほとんどをチキータしてくるのに対し、王楚欽はチキータ、馬龍はストップというギャップも功を奏し、馬龍/王楚欽が短期決着で決勝進出を果たした。
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(写真=佐藤孝弘、文=猪瀬健治)