世界ジュニア卓球選手権タイ大会が、コラート(タイ)のターミナル21で11月24日より開幕した。大会最終日は各種目準決勝、決勝が行われる。男子シングルス決勝は戸上を破った向鵬(中国)と馮翊新(中華台北)を破ったモーレゴード(スウェーデン)が対戦し、向鵬が初優勝を飾った。
<男子シングルス決勝>
向鵬(中国) 10,3,8,5 モーレゴード(スウェーデン)
2年前の世界ジュニアイタリア大会で彗星の如く現れ、決勝進出を果たしたスウェーデンのホープ、モーレゴード。すでにシニアの大会でも活躍する選手だが、この世界ジュニアのタイトルを取りに今大会にやってきた。
一方の向鵬は、準々決勝で宇田、準決勝で戸上と破って決勝に進出。4強にただ一人に残った中国勢として、負けるわけにはいかない。
意外性のあるプレーで準々決勝では劉夜泊(中国)を破ったモーレゴードが、打球点の異様に早いストップやドライブの引き合いにフラットなボールを混ぜるなどプレーエリアを問わずに多彩な技を見せ、オーソドックスなプレースタイルの向鵬を崩しにかかるが、1ゲーム目をジュースで落とすと、モーレゴードにミスが出て、向鵬が2ゲームを連取。
モーレゴードは攻撃的なレシーブや緩急を駆使して向鵬を崩しにかかるが、向鵬は安定した両ハンドから、チャンスを見て回り込むというシンプルなスタイルを貫き続く2ゲームも連取。大きなガッツポーズもなく、安堵の表情を見せ、ベンチに戻ると選手よりも大きな声で声援を送っていた王建軍と固い抱擁を交わした。
卓レポ.comでは随時、ツイッターとこちらの大会報道で情報をアップしていきますのでお楽しみに!
卓レポツイッター:https://twitter.com/takurepo/
詳細な記録等は下記リンクでご確認ください。
大会公式サイト(英語):https://www.wjttc2019.com/
公益財団法人 日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
国際卓球連盟(ITTF):https://www.ittf.com/tournament/5057/2019/world-junior-table-tennis-championships/