2022年8月19~22日、北海道の苫小牧市総合体育館にて第53回全国中学校卓球大会が開催される。
大会初日は開会式の後、男女団体第1ステージ(予選リーグ)が行われ、決勝トーナメント進出校が決まった。予選リーグ終了後には、決勝トーナメントのドローが行われ、以下のように組み合わせが決まった。
※写真は激戦の末に予選リーグを勝ち抜いた桜ヶ丘(鳥取)
【男子団体決勝トーナメント】2回戦で野田学園と愛工大名電が当たる組み合わせに
男子団体は、順当に強豪校が第2ステージ(決勝トーナメント)へ駒を進めた。予選ブロックから同じ地域のチームが複数決勝トーナメントに進出した場合、決勝まで当たらないように、反対の山に分散させるの全中式のドローでは強豪校が初戦から激突することがしばしばある。つまり、「くじ運」に大きく左右される側面がある。
今大会でも、決勝トーナメントの2回戦で野田学園(山口)と、1回戦の愛工大名電(愛知)と実践学園(東京)の勝者が激突するカードとなった。くしくも、2回戦で前回大会王者で2連覇中の愛工大名電と2位の野田学園が当たる可能性が高い組み合わせだ。いずれにせよ、明日の2回戦で、優勝候補2校の少なくともどちらかは姿を消すことになる。
反対側のブロックは群雄割拠だ。四国ブロック1位の明徳義塾(高知)、北信越ブロック1位の城南(石川)、近畿ブロック1位の上宮(大阪)、九州ブロック1位の中間東(福岡)らがしのぎを削る。
【女子団体決勝トーナメント】連覇を目指す貝塚二。最大のライバル・四天王寺はリベンジなるか
女子は春の中学選抜3位の明徳義塾(高知)が第1シード、その下に優勝候補の一角・四天王寺(大阪)と、北信越王者の吉江(富山)が入るドローになった。特に、四天王寺は予選リーグで昨年の全中と選抜でともに3位の強豪・横浜隼人(神奈川)をシャットアウトして勝ち上がっており、圧倒的な強さを見せている。吉江、明徳義塾が四天王寺に待ったをかけられるか注目だ。
その下には関東王者の武蔵野(東京)と、東海王者の浜松修学舎(静岡)。ブロック王者の意地と意地がぶつかり合う注目の一戦になりそうだ。
昨年2位の山陽学園(岡山)も順当に予選リーグを突破。ベスト8をかけて、九州2位の明豊(大分)と対戦する。
優勝候補筆頭の貝塚二(大阪)も順当に予選リーグを突破。最大のライバルと目される四天王寺とは反対のブロックに入った。九州王者の中間東(福岡)と予選リーグを競り勝った大間々(群馬)の勝者とベスト8をかける。いずれも手強い相手だが、貝塚二としては快勝し、連覇に向けて弾みをつけたいところだろう。
昨年3位とブレイクした益田(島根)は、予選リーグで名経大高蔵(愛知)に競り勝った松戸六(千葉)とベスト8をかけて対戦。勝者が、四国2位の土佐女子(高知)と対戦するという混戦のドローになった。
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試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
第53回全国中学校卓球大会:https://tabletennis.zenchuu.jp/eventbreakingnews/
(取材=卓球レポート)