第56回世界卓球選手権団体戦が、中国の成都で9月30〜10月9日にかけて開催される。2020年に開催が予定されていた釜山大会がコロナ禍の影響で、3度の延期の末、中止となったため、世界卓球の団体戦は2018年のハルムスタッド大会以来、4年ぶりの開催となる。
競技8日目の10月8日は男子団体準決勝が行われ、ドイツが韓国を3対2で下して決勝進出を果たした。
ドイツが韓国との接戦を制し、2大会連続で決勝へ
▼男子団体準決勝
ドイツ 3-2 韓国
○ドゥダ -10,7,7,7 張禹珍
ダン・チウ -7,-10,6,-8 安宰賢○
シュトゥンパー -6,4,-5,9,-8 趙勝敏○
○ダン・チウ 12,7,-11,6 張禹珍
○ドゥダ 9,6,-8,6 安宰賢
ドイツ対韓国は前回2018年ハルムスタッド大会の準決勝でも対戦しており、そのときはドイツが韓国を3対2の大激戦で振り切り、決勝へ勝ち上がったが、そのリプレイを見るような試合になった。
1番は、決勝トーナメントに入って好調のドゥダが、韓国エースの張禹珍を台上から崩してドイツが先制する。
2番はドイツエースのダン・チウが、2019年ブダペスト大会男子シングルス3位・安宰賢の驚異的なフットワークに敗れ、続く3番もここまで大活躍のシュトゥンパーが趙勝敏に競り負け、韓国が王手をかける。
あとがなくなったドイツだが、4番でダン・チウが攻守に充実したプレーで張禹珍とのエース対決を制すると、ラストを務めるのはドゥダ。
ドゥダは安宰賢のフォア側をうまく厳しく突いてフットワークを迷わせ、フランスとの準々決勝に続いてラストで勝利し、ドイツが2大会連続の決勝進出を決めた。
(まとめ=卓球レポート)