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2023アジア卓球選手権平昌大会
女子ダブルスは王曼昱/陳夢が優勝

 
 2年に1度開催されるアジアナンバーワンを決めるバタフライ第26回アジア卓球選手権大会が9月3日から10日まで韓国の平昌(ピョンチャン)で開催される。今回のアジア大会は、バタフライが卓球用品メーカーとして初のタイトルスポンサーを務め、運営面から設備面など大会全般のサポートを行っている。卓球レポートも現地の平昌に足を運び、熱戦の模様をお伝えしていく。
 最終日となる9月10日は女子ダブルス準決勝〜決勝が行われ、決勝で王曼昱/陳夢が孫穎莎/王芸迪(ともに中国)を3対0のストレートで破り、優勝を果たした。

王曼昱(左)/陳夢が中国に王座を取り戻した

両者の決定力の高いフォアハンドが決まった

このペアでは初優勝。陳夢は3度目の女子ダブルスタイトルとなった

 
▼女子ダブルス決勝の記録
王曼昱/陳夢(中国)  
 4,9,5  
  孫穎莎/王芸迪(中国)


 準決勝で木原美悠/長﨑美柚(日本)と田志希/申裕斌(韓国)がともに中国ペアに敗れ、同士打ち対決となった決勝は、意外にも王曼昱/陳夢が一方的な展開で、孫穎莎/王芸迪にストレート勝ちを収めた。
 孫穎莎/王芸迪ペアも随所で好プレーを見せたが、バック対バックで優位に立ち、勝負どころでは決定力の高いフォアハンドを見せた王曼昱/陳夢が2ゲームを連取。第3ゲームも、孫穎莎/王芸迪は流れを変えることができずに、王曼昱/陳夢が突っ走った。
 王曼昱/陳夢はアジア選手権初タイトル。陳夢は2013年釜山大会、2017年無錫大会でも同種目で優勝しており(ペアは朱雨玲)、今回が3度目の女子ダブルスタイトルとなった。

孫穎莎(左)/王芸迪は両者の高い攻撃力で決勝進出

 孫穎莎/王芸迪は、攻撃力の高い両者のペアで準々決勝では平野美宇/張本美和(日本)をストレートで下し、準決勝で地元韓国の田志希/申裕斌に打ち勝って決勝進出。決勝では、王曼昱/陳夢の後塵を拝したが、個の力と連続攻撃は他のペアの追随を許さなかった。

長﨑美柚(左)/木原美悠は準決勝で2対0から惜しくも逆転負け

田志希(左)/申裕斌(韓国)は打ち合いで強さを見せた

王芸迪は0対2から王曼昱に迫ったが一歩及ばず

▼女子ダブルス準決勝の記録
孫穎莎/王芸迪(中国)  
 5,-5,9,8  
  田志希/申裕斌(韓国)


王曼昱/陳夢(中国)  
 -8,-9,9,5,8  
  木原美悠/長﨑美柚(日本)


 第1シードで地元の期待がかかった田志希/申裕斌(韓国)は、孫穎莎/王芸迪に敗れ、3位に終わった。思い切った両ハンドで中国ペアと激しく打ち合ったが、1本多く返され、決勝進出はならなかった。

 木原美悠/長﨑美柚は、長崎の強烈なチキータと木原のストップ、思い切ったフォアハンドフリックで王曼昱/陳夢から2ゲームを連取。第3ゲームも木原が前で叩き、長﨑がしっかり引き合ってラリーを優位に進め、7-5とリードしたが、ここで中国ペアに2本連続ロングサービスを出されて7-7と追い付かれたところから主導権を明け渡してしまった。
 決勝進出はならなかったが、優勝ペアをあと一歩まで追い詰めた二人の連係は素晴らしく、世界卓球3位の実力を知らしめる活躍だった。


女子ダブルス決勝が行われたセンターコート

 卓球用品メーカーとして初のアジア選手権大会のタイトルスポンサーを務めたバタフライ。これからも世界中の多くの人たちに卓球の魅力を伝える活動を続けていきたい。


卓レポX(ツイッター)でアジア卓球選手権平昌大会の熱戦を速報予定です。ぜひご覧ください!

試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
アジア卓球連合:https://asia.ittf.com/pages/39/asian%20ttc%202023_2704
国際卓球連盟(ITTF)記録ページ:https://results.ittf.com/ittf-web-results/html/TTE2773/results.html#/results

(取材=卓球レポート)



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