12月号に掲載した「復興支援バタフライ・ジャパンツアー 柳承敏&横山友一講習会」を取材したとき、控え室でラケットを握った柳承敏選手にグリップとラケットを撮らせていただきました。(クリックで拡大します)
ラケットはもちろん『柳承敏 G-MAX』にラバーは『テナジー・05』です。ラケットはスペアなのであまり使い込まれておらずキレイですが、柳承敏が使っているものです。ポイントはやはりグリップの削り方でしょうか。見えづらいかもしれませんが、結構角が残っているのが特徴です。全体的に薄く削っている感じです。
ちなみに、柳承敏にはラケットのグリップを削ってもらう専任の職人がいて、その方は金擇洙(キム・テクス)さんとおっしゃるそうです。え、金擇洙って、そうあの金擇洙です。安いカッターナイフの薄い刃をいっぱいに出して削るのが金擇洙流だそうです。その削り具合が絶妙で、抜群にうまいので韓国のペンの選手はこぞって金擇洙にグリップ削りをお願いしているそうです。
今回は技術や用具の取材ではなかったのですが、快く応じてくれた柳承敏選手に感謝です。
(おまけ:控え室でウオームアップする柳承敏。やはり腕立て伏せは必須のようです。呉尚垠の腕立て伏せが見たいという方は卓球レポート7月号の「Photo Story」をご覧ください)